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『ん？』
「いや、なんでもない」
『なに？なんか言いたそうやった』
「なんもないて」
『そう？』
「ほら、はよ窓閉め。もう冬なんやから風邪ひくで」
『はぁい』
寒い寒いなんて言いながら両肩さすってるくせに、パジャマのショーパンから出てる太ももからはさっき付けた痕がチラチラ見え隠れしてて、一度冷静になった感情がまた燻られる。
「そんな足出とうから寒いんちゃうん」
『んー、でも今スウェット履いたら負けな気がするんよね』
「なににやねん(笑)」
『なんかしらに？まだその時ではないんよ』
「意味わからん(笑)」
窓を閉めてこちらを振り返ったAは、そのままの勢いで俺の胸に顔をうずめてきた。自分からしたくせに慣れへん行動に照れたんか、頭をぐりぐりと押し付けてくるから、ミルクティ色の長い髪から香るシャンプーの匂いにもう一度理性が飛びそうになる。
『せやくん、』
「ん？どしたん？」
『んー、』
「なんやねん(笑)」
『んと、今日、来てくれてありがとう。せぇやくん来てくれへんかったら不安と怖いので押しつぶされてたと思う。から、その、来てくれてうれしかった、です、』
言うだけ言うてパッと顔を離したかと思えば、『ねむいから先寝る！』言うてスリッパをぱたぱた鳴らして寝室へと入っていったA。なんなんそれ。
「言い逃げやん(笑)」
Aの後を追いかけて寝室に入り既にAがいるベッドに潜り込む。普段は向き合うように寝るくせに、照れてるんか壁側向いて寝ようとするAの体の向きをぐるっと変えてそのまま抱きしめた。
『わ、！』
「ん、こっちやろ」
『んん、』
「わかったわかった。恥ずかしいな。わかったから暴れんとはよ寝ぇ。明日しんどいのAやで」
『んぅ、せぇやくんおやすみ』
「ん、おやすみ」
既に半分落ちかけて言葉が辿々しくなってるAのおでこにひとつキスを落として、そのまま俺も眠りについた。
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
