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としみつside
Aと二人で買い出し。
これはチャンスって思った。
けど、やっぱりなんか俺避けられてね？
そう思って聞いてみれば、おれの思い違いだったようだ。
どさくさに紛れAの手を引き、公園へと走る。
ちょっとだけ顔を赤らめるAに期待しちまう。
と「着いた。」
『どこ？ここ？』
と「俺のおすすめの場所。」
『普通の公園じゃん。』
と「違うんだよ。ちょっとこっち。」
俺が誘導したのはドーム型の遊具の中。
その中は高校生の俺らにはちょっと狭くて居心地の悪い空間だけど、そんなの気にならない理由がある。
と「上、みてみん。」
『うわぁぁぁ。』
と「綺麗だら？」
『うん！すっごい綺麗！』
遊具上には穴が空いていてそこからは綺麗な星空が見える。
誰にも邪魔されない最高の場所。
『としみつがこんなとこ知ってるなんて知らなかった。』
と「俺の秘密の場所だげ。」
『秘密なのに私知ってていいの？』
と「俺とAだけの内緒な。」
『うん！』
素直なその笑顔が見たかった。
めっちゃ可愛いわ。
好きだなぁ……。
『誰が？』
と「はっ？」
『好きだなぁって誰が？』
と「お、俺そんなこと言ってた？」
『言っとったよ？』
やっべー、心の声漏れすぎ。
もうどうにでもなれ。
と「Aのことだら。」
『え？』
と「俺Aのことすき。だから、付き合って欲しい。」
真っ直ぐ俺を見つめるその瞳に吸い込まれそうになる。
ほんの数秒時が止まっていた。
でもその数秒は俺の中でとても長く感じた。
『嘘だ。』
と「本気。」
『だって、あのとしみつが……人気者で、モテモテのとしみつが……』
と「そんなことないけど。」
『ほ、ほんとに？私でいいん？』
と「Aがいいだ。」
『よろしく、お願いします！』
涙を流して俺の告白を受けてくれたAは星空と月明かりに照らされて綺麗だった。
帰り道、みんなには明日の朝にでも報告しようってことで話をした。
家に帰り、バレないように過ごして。
寝る時間。
みんなで川の字で床に雑魚寝。
さりげなくAの隣をキープする。
みんなが寝静まった頃そーっとAの布団の中に手を伸ばせばぎゅっと握り返された左手。
その手はめっちゃ暖かくて、離してしまえばいなくなりそうな程小さい手。
そんな手を朝まで離さずに寝ていたら、みんなが朝大騒ぎしたのはまた別の話。
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フラワー(プロフ) - ありがとうございます！！裏でもバジュちゃんに会えて嬉しい！！デートはまだ先なんですかね？ (2019年8月11日 5時) (
レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
タイム(プロフ) - かなとさん» 報告ありがとうございます！すみません！ (2019年5月25日 8時) (レス) id: fe1b7576e1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月25日 5時) (レス) id: 754d6c739e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タイム | 作成日時：2019年5月24日 23時
