中原さんの部下になりました。 (ページ11)

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第11章『或る人虎⑤』ページ11

『な...なんで此処に来て治兄さん...！？』

「ふっふっふ...。小説の力！かな！」

ドヤ顔されましたけど…メタいね。

「ふざけっんな！俺達がAを預かんだろ！？クソ鯖ァ！！」

あら。中也さんが、イケメソ。

「Aは私たち武装探偵社入ってもらうのではない.....が。」

『が？』

「人虎のことについて知ってるのなら別だね」

2人で睨みあい、人虎のことを聞こうとしているが敦くんのことは悪いが教えられない。

敦くんは私の救世主。その敦くんを命の危機に晒すなんてこと出来やしない。

『悪いですが、無理です。人虎のことは教えられません。どうしても教えろというのなら逃げます』

治兄さんは目を輝かせて心中！とか言ってるが無視。

「だがなぁ、人虎の詳細を知ってるのがお前しか居ないンだ。教えなねぇんなら……ここで殺すぞ。」

『構いません。その代わり人虎の事をもっと分からなくなるだけですよ。』

張り詰めた空気。そこで治兄さんが

「わかった。これ以上はきかない。ただ、賭けをしよう。」

ニコッと笑顔で言う。

「Aと鬼ごっこして3時間以内にAを見つけたら人虎の詳細は私たちの物だ。もしポートマフィアが見つけたら人虎はどうぞ。」

それでいいかい？と笑顔で見てくる。治兄さんはこういう時は嘘をつかない。

『分かりました。』

そういい、窓から飛び降りる。

「ﾌﾌｯ…。楽しいことが始まりそうだ。」