意地悪時どき優男２【CHANYEOL】 (ページ14)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:19,187 hit

＊ページ14

＊＊

SE「大丈夫、ヌナ」

『大丈夫、ありがとう、』

SE「ヌナ、あの·····」

『なぁに？』

SE「なんでもないよ、」

あの、大きな人、誰なんだろ、
何で悲しそうに笑ってたの？

SE「少しだけ、····· CY「A」」

『っ、·····！！！』

いきなり、現れた大きな人は、
私を抱き上げたんだ、

『嫌だ、離して！』

CY「離さない、連れて行きたい所があるから」

ベクもセフン君も何も言わなくて
連れて行かれるまま、たどり着いたの

『非常·····階段？』

CY「そうだよ、俺とAしか知らない場所」

『私は····こんな所知らない』

CY「今、この瞬間から知れば良いよ」

軽々しく私を抱き上げたまま、
同じ目線になる所····· なのに、

『こわ·····い』

CY「っ、·····！！」

『何でこんな事するの？』

CY「俺を覚えて欲しいから。大丈夫、A。俺はAが怖がる事しないよ」

大きな人が私に触れようとしたけど、
体がガタガタ震えて怖い。

CY「手·····だけ繋がして」

『っ、·····！！』

大きな手は私の指だけを握った。

CY「これなら怖くないだろ」

無邪気に笑ったあと、
1歩だけ私から離れたんだ、

指は握られたまま、
ただ、静かな時間が流れた。