97 【ブン太・芥川】お菓子作り ページ47
〜ブン太side 〜
調理室に入ると、既に芥川がニコニコとそこに立っていた。
芥「あっ丸井君〜！」
ブ「おま…いつからいたんだよぃ？」
誘ったのは俺だし、コイツよりは早く着いていようと思ったのだがどうやらその努力は無駄だった様だ。
芥「ねぇ、ところで何か作るの？」
備え付けの冷蔵庫から材料を出す俺の背後から、キラキラとした声が聞こえる。
ブ「ん？あぁ、俺お菓子作り好きなんよ。そんで気分転換に何か作ろうかなって思ってさ。ここ材料も器具も、部員が自由に使える様にみんな揃ってるって聞いたからスゲーよな」
芥「へぇー！！すごいね、丸井君ホントなんでもできるんだね！
それじゃあ俺は助手をすればいい？？」
芥川がやる気満々で腕まくりをすると、
貼られた絆創膏にうっすらと血が滲んでいるのが見えた。
いつも寝てっから、きっと身体が鈍って怪我でもしたのだろう。
ブ「ま、お前はそこに座って俺の話し相手になってくれ！手伝って欲しい事があったらその時言うわ」
芥「わかった、じゃ見てるね〜」
そして必要な材料を並べ、
頭の中のレシピを頼りにお菓子作りを開始した。
＊
芥「それでね、うちの監督がさ〜！花見に行った時、見ごろ終わりの桜に向かって“散って良し！！”なんて言うんだよ！チョー笑えるよねぇー！！」
ブ「あっはは、マジかよぃ？そりゃ相当やべーな。花見の引率が酒飲むなって話だよな」
シャカシャカと材料をかき混ぜながら、たわいもない話をしながら笑い合っていた。
ブ「あ、お前何味が好き？今のところチョコレートと抹茶、紅茶があっけど…」
ちょうど味付けの段階になった時、
手を止めてなんとなく芥川に聞いてみる。
どうせ食うのは俺ら2人だし、気分転換に付き合ってもらったコイツの好きな味にしようと思ったからだ。
芥「えっとね、チョコレート！！」
満面の笑みでそう答える芥川は俺の作るお菓子に興味を持ったのか、椅子から立ち上がり俺の隣にやってきた。
ブ「チョコレートな、了解！Aの好きな味と一緒だな」
あ、やべ
ついAの名前がでちまった…
芥「Aちゃん？あの子もチョコレート好きなんだ〜」
ブ「そ、そうそう。あいつも相当甘党なんだよな」
…まぁコイツなら多分変に思わないからいいか、と気を取り直してフレーバーを投入していく。
すると芥川が何か思いついた様に俺の方を見た。
芥「それじゃあコレAちゃんにも渡しなよ！」
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キャメル(プロフ) - まゆさん» まゆさん、ありがとうございます！(;_;)その言葉で私もお仕事頑張れるし、ほんとに嬉しいです…これからもどうぞよろしくお願いします^_^ (2022年10月31日 21時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - おもしろいです。更新楽しみに仕事頑張れます(o^^o) (2022年10月31日 19時) (レス) @page49 id: d99fc6d444 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 小筆さん» 初めまして、小筆さん！！そんなそんなありがとうございます！！そういうふうに言って頂けるだけで本当に嬉しいです(^^)これからも楽しんでもらえる様に頑張るので見守って頂けたら嬉しいです❣️ (2022年10月18日 22時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
小筆(プロフ) - いつも見させて頂いてます！大好きなお話なので、これからも頑張って下さい！ずっと応援してます！ (2022年10月18日 21時) (レス) id: fe225f18e6 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 詫びようとする幸村くんいいなと思って書いたので反応してくれて嬉しいですw(^ ^)！！！！詫びすぎず詫びなすぎず頑張ってほしいですね🤭 (2022年9月29日 15時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月21日 20時
