43 意外な犯人 ページ43
〜貴方Side 〜
楽しかった親睦会も終わり、解散したのは夜の18時。
なんだかんだで充実した1日だった。
ストーカーされてるっていう言葉はちょっと引っかかるけど…
『まあ、さすがにそんな事ないよね』
正直危機感もあまり無く、そのまま気にせずに帰路についた。
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19：00
『疲れたぁ〜』
ホテルに戻り、すぐにコンタクトを外そうとしたら保存液がない事に気が付く。
『…わぁーしまった、コンビニに買いに行かないと』
ホテルのフロントに言えば貰えるということをすっかり忘れていた私は、面倒くさがりながらも外に着ていけそうな適当な服を探す。
『そういえば赤也にもらった服でいいや』
ビニール袋の中からくしゃくしゃになったTシャツを適当に1枚引き抜いて広げてみると、たくさんの星とかわいいパンダの模様が目についた。
赤也ってこんなの着るんだぁとほっこりしながら袖に腕を通すと、赤也らしいちょっとスパイシーなムスクの様な香りがした。
『よし、行くかぁ！』
私はエントランスを抜け、最寄りのコンビニへと歩いた。
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〜？？？Side 〜
風が気持ちいい夜だったので外を散策していると、“偶然”Aさんが歩いているのを見つけた。
いつもと違うラフな服装。気になってよく見てみたら、星とパンダの絵がプリントされている。
そういえばあの服は確か…。
ところでAさんはコンビニの帰りだった様で、小さなビニール袋を持っていた。これから数あるホテルのうちの一軒に帰るのだろう
後をつけている訳ではないが、自分もちょうど方向が同じだったためにAさんよりも10メートルほど後ろから彼女に続いて歩いた。
しばらく歩いていると、Aさんがビジネスホテルのエントランスへと消えていくのを確認。
そのまま上を見ると、【港ランドホテル】と書かれた看板が見えた。
そうか、ここがAさんの…
そうしてAさんが通り魔に襲われることもなくホテルに戻ったのを見届け、そのまま自分も家路についた。
彼女は夜に1人で出歩く事が多いのだろうか？
そうだとしたら、それを知っている自分が何かしらの防犯対策をしなければならない。
それと夜道に限った事ではないが、万が一転んで怪我をした時のために救急セットなんかも持ち歩いておかなくては。
あぁまた荷物が増えてしまう、と嬉しため息をつきながらすでに通り過ぎていた自分の家の方向へと引き返した。
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます！！自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…！鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います！よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます･･･((神作に出会えた事に感謝です！！更新応援しています！ (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月10日 0時
