39 恐れ ページ39
ミ「…アナタ、多分ストーカーされてるわよ」
ボソッ耳元で囁かれた言葉に、一瞬思考が停止する。
『え?』
いきなり呼び止めてなんの冗談かと半笑いで斎藤の顔を見ると、彼は歩いていった立海のメンバーの方を怪訝な顔で睨みつけている。
ミ「(特にあの子…ちょっと怪しいわね)」
誰を見ているのかまでは、わからなかった。
『…えっと、どういうことですか?』
ミ「あのね。若い子はエネルギッシュで従順で可愛いけど、その分依存しやすかったりするから。特にAチャンは毎回勤務先で告白されちゃうくらい可愛いんだから、そこら辺はホント気をつけてね」
斎藤はじゃあね、とウインクをして跡部の方へ走っていった。
『…えっちょっと…待ってください!』
ストーカーという単語に恐怖を覚える。
確かに、今までの職場で似た事をされた経験はあったからだ。
それに彼は勘が鋭く、物事の核心を突く事が多いから余計に不安を煽られる。
しかし今のところはそんな迷惑行為は起きていないし、
何が何だかわからずに立ち尽くしているとだれかが私の右手を引いた。
幸「ほら、置いていかれちゃうよ」
『う、うん…(何だったんだろう)』
心にモヤモヤが残ったまま、その場を後にした。
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます!!自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…!鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います!よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます・・・((神作に出会えた事に感謝です!!更新応援しています! (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:研究員 | 作成日時:2022年9月10日 0時