【テニプリ 】仕事をしてただけなのに…1

26 朝のライン ページ26

またびっしりと…

あの日から毎日ラインが届く様になった。
ブン太が思い立った時なら昼夜問わずにラインが届く。

『はぁ、まあいいんだけどさ』

なんだかんだ、慣れてしまった面もある。

返信が遅れると着信が来るのが面倒だが、
私が返信できる時に返信すれば結局何事もなく終わるから。


“おはよう、好きなお菓子はチョコ系かな〜隣に座れるかはわからないけど楽しみにしておくね！また後でね”

送信っと。

『早く目覚めちゃったし、シャワーでも浴びて支度するかな〜』

スマホを放り投げ、風呂場へと向かった。




ーーーーーーーーーー
立海校庭前

『もう誰か来てるかな？』

時間が余ったから早く出たら、
案の定早めに着いちゃった。

そう思いながら集合場所を遠目で確認する。

『…お！』

2人先客がいたみたい。
手を振りながら小走りでそちらへと向かった。




真「おはよう、早いな」

幸「おはようAさん」

『おはよう2人とも。みんなはまだ？』

キョロキョロと辺りを見回すが、誰もいない様だ。
まあ30分前だし無理もないか。

『ていうか…』

体の向きを戻して2人を見ると、2人の私服が目についた。
すごく新鮮で良い。

精市も弦一郎も真逆のタイプだから、お互いの持つ雰囲気が一段と際立つ。

『2人とも私服かっこいいね』

それとなく言ったつもりだった。

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