18 変化 ブン太編3 ページ18
重要な要件じゃなかったからまだ良かったものの。
まあ、年頃の子にありがちな構ってほしいってだけなのかも
恐怖を感じないといえば嘘になるけど…
ゆっくり返信して寝ようかな。
なんか疲れたし
【ブン太返信遅れてごめんね、今見たよ】
あえて当たり障りない文章を打ったつもりだった。
『送信〜！』
すると、一瞬でつく既読。
うわ…偶然かな。
『やっぱりなんか用事あったのかな？』
返信まってみよっかな、と思ったその時。
ヴーヴー…
ヴーヴー…
鳴り響く着信音とバイブレーション。
彼からの着信である事はすぐにわかり、
ビクッと体が反応する。
ピッ
『…はい』
ブ「おい！！A！！
…よかった、生きてた」
『っ！？ひっ！！！』
音割れするほどの大声に思わずスマホを耳から遠ざけた。
てかなんでこんな怒ってんの。
ブ「俺、ずっと返信来ないからAが事故ったのかと思って、なんも手につかなかったんだぜ…それに今日落ち込んでただろぃ？そんでお前、早まったりしてねぇかって不安で、それで」
『え、まって落ち着いて！！シャワーとかしてて返信できなかっただけだから、ごめんて』
ブ「…じゃあライン来てたのは気づいてたのかよぃ？」
張り詰める空気と、沈黙。
なんなの、これ
『い、いや本当さっき見たよ！
普段からライン見た時その場で返信するようにしてるから。
ていうか、普段からそんなスマホみないからさ』
とりあえず穏便に、それだけしか考えられずにいると、
ブン太の声色が穏やかになった。
ブ「……あっはは！そっか…そっか！！
わかったよぃ！」
そう言ってブチっと電話は切られた。
『え？もしもし？？ブン太？』
スマホを見ると、トーク画面に戻っていた。
何が起こったのかよくわからないけど…
ちょっと頭を冷やしたい
『はぁ、なんだったんだろ』
寂しがりやなのかな。
なんか辛いことでもあったのか、心配性なのか。
それにしても、
試合で負けただけで私が早まろうとしたと思うってちょっとヤバい。
けど怒涛のスピードで起こった数々の出来事に頭が追いつかず、
私は布団に潜り込んだ。
『まあ、気にせず寝よ！！』
気にしない様にブン太の良いところを一個ずつ考えていたら、私はそのまま眠りについた。
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キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 読んでくださってありがとうございます！！自分の願望を書いてみたら同じ仲間が見つかって私自身も嬉しいです…！鬼更新めざすのでぜひ読んでいただけたらと思います！よろしくお願いします^_^ (2022年9月16日 12時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - 立海中心の逆ハーとか私得すぎてもうほんとにありがとうございます･･･((神作に出会えた事に感謝です！！更新応援しています！ (2022年9月16日 2時) (レス) id: 5463478506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月10日 0時
