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「せやで」
俺の返事に、やっぱな〜、とシャオロンはニヤつき、ロボロは、言うこと聞かせたいとか言ってた子？と聞いてくる。
「ん。ロボロが言った通り、付き纏ったら文化祭実行委員なってくれたわ」
「俺そんなこと言うたっけ？」
「あれやない？嫌がることして、やめてほしければ！ってやつやない？」
シャオロンの付け足しで思い出したらしい。
「あ〜、それか！…え、じゃあ付き纏って嫌がられるとかゾム嫌われてるん？」
「ロボロほどやないけどな」
「なんでや！！」
喋ったこともないわ！！と大声を上げるロボロ。
お前、そんな小さい体からどんだけ声量出すねん。
「いや〜にしても、流石工 口小僧やな」
結構可愛い子狙ってるやん。
そう言ってシャオロンは、嬉しそうに小突いてくる。
「工 口小僧ちゃうわ。別に狙ってへんし」
「けどゾム、きゃあきゃあ慕ってくるタイプの女子苦手やん」
シャオロンに図星を突かれる。
あーいうタイプ、俺無理やねん。だるいわ。
「あー、だからグループ分けの時にAちゃんやっけ？その子と一緒がいい！って言ったったんや」
「ロボロよう覚えとるな」
「いや、結構目立ってたからみんな覚えてたと思うで」
誰かと一緒がいいとか言っとったのゾムだけやん。
ロボロがそう言うと、シャオロンも頷く。
「グルさんも珍しがってたもんなぁ」
「え、マジで？」
一番安全そうな二人と組んだのに、グルッペンに目付けられたらやっかいやなぁ…。
「…俺もAちゃんと喋ってみたいわぁ」
「喋ればええやん」
「え、嫌やないの？」
からかおうとしたのか、シャオロンが意外そうに聞いてくる。
いや別に…Aちゃん彼氏おるし。
浮気現場を目撃してる以上、その事については伏せておくが。
「…は？あれなんなん？」
ロボロの声で前を向くと、そこには見慣れた面子が。
笑い転げるコネシマ、不安そうなAちゃん、障子を引っ張るショッピくん、障子に頭をはめ踏ん張る大先生。
……は？
「……は？」
いや、意味わからんすぎて声に出てもうだわ。
なんやあれ。
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沢山の評価やコメント有難うございます！
800人以上の方に見ていただけるとは思わず、とても嬉しく思います！
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悠(プロフ) - 自分が設定してた自分の名前と彼氏の名前が一緒でややこしい事になってましたw奇跡。小説めっちゃ面白いです (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 7e4efb4011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆだ - 面白いですね (2021年3月1日 17時) (レス) id: e2d5e79f0c (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - コメント失礼します。すごく面白いです！続きが気になるので更新いつまでも待っています！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4b52fa3010 (このIDを非表示/違反報告)
カコ(プロフ) - コメント失礼します！このお話大好きです！更新待ってます！ (2020年11月3日 0時) (レス) id: e319902130 (このIDを非表示/違反報告)
ゴミ箱 - とてもいいお話ですね、読んでいて楽しかったです。更新はいつまでも待っています。頑張ってください！ (2020年8月16日 10時) (レス) id: c162b9accc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2020年3月27日 22時
