3 ページ3
ああ、やだ。
こんなビクつきながら生活を送らなきゃいけないなんて絶対いやだ。
次、次の休み時間でサッと燃やそう。
さっきは悩んでいたのが悪かったんだ。罪悪感とか感じる事は一切ない。サッと燃やせばいい話だ。
YN「廊下で何やってんのあんた」
「ヨナッ!!」
思わず抱きしめてしまった。極度の緊張にいた為に、親友であるヨナを見た途端安心感でいつもに増して過剰なスキンシップ。それでもヨナは鼻で笑いながら背中をさすってくれる。
YN「何どしたのよ。汗すごいな」
「や、これはごめん…」
スっとハンカチを差し出すところも好き
YN「話は教室でね。」
「ありがとう。ねえヨナ、その紙」
先程からヨナの左手に握られている紙に見覚えがある。何度も燃やそうとしたあの憎たらしい紙だ
YN「あーこれ。皆で照らし合わせてたの。誰が当たったか学園では大騒ぎしてるのよ。」
「……へぇ」
YN「A知ってる?」
「知らないっすね」
そう言ってヨナを置いて教室に早々と戻る。
何だ。ヨナもミーハーだな本当。
あんなくだらない事に注目しちゃうなんて、まだまだおこちゃまで笑っちゃうわ。全くヨナはガキなんだから
ピーンポーンパンポーン
【2年B組 カン・Aさん。速やかに生徒会室にお越しください。来なければ、貴女の大事な教材は全て燃やします〜。繰り返します、】
アカン
これ死亡フラグっしょ
YN「…A、よ、呼ばれてるね」
「教材、全部無いけど」
YN「あんた何したのよ」
ああ。
神様。私は何をしたって言うのでしょう。
249人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あおさ汁 | 作成日時:2021年9月21日 14時