猟 犬 の ろ り 番 長 。【 文スト】

ろり番長4 ページ6

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てるちゃんと楽しく雑談をして条野と鐡腸を待って数分。


鐡腸は条野に首根っこを捕まれ引きずられながら会議室に入ってきた。


何故、鐵腸が会議をほったらかしたのか理由を考えるのが私の日常になっているので、うーんと考えてみる。



A「よし条野！私は今から鐡腸が会議をほったらかしてまで何をしていたかのを当てるぞ！

私の推測だと大方、富醂(ぷりん)でも買いに行っていたのだろう！」



“ ふふん、名推理だろう？どうだ、正解か ”

と、自信満々で条野の向かってそう言ってみると、鐡腸はゆっくり目を逸らし、条野は鐵腸をじろーっとした目で見る。



条野「ほら鐵腸さん早く答えてください」


鐵腸「ふむ…富醂が食べたい」


A「ほら見たか？今日の推理は大当たりだね」


条野「鐵腸さん…貴方、さっきまで羊羹に麺つゆかけて食べていたじゃないですか……」


鐵腸「……白米に、砂糖」


条野「…今すぐ死んで欲しい。」


A「あは、鐵腸は相変わらず面白いな！」



条野は、「もうやだこの人達」と言ってげんなりしている。

因みに私は条野はとことん困らせたいタイプだ。なんというか、楽しいからね。



鐵腸「いや然し、富醂(ぷりん)も食べたくなって来た。」


A「いいなそれ…私にもくれよ」


鐡腸「任せろ。」



条野に聞こえないようにヒソヒソと秘密の約束を交わす。

富醂は一週間に一回しか許されていないのが、私はまだ納得いかない。子供じゃないのだけど。



条野「御二方、私の五感をなめないで頂きたい。全てまる聞こえですよ。
それに鐡腸さんは、Aさんに富醂なぞと言う物を一週間に一回しか与えないで下さいと何度言ったら理解するのですか。シめますよ」



最後、物騒な単語が聞こえた気がしなくもないが気にしたら負けだと思う。

と、まあこんな具合に、地獄耳である条野に聞こえてない訳がなくて。

その言葉に私は思わず膨れっ面になる。

どうしても食べたかったので、羞恥ではあったが少し子供っぽく " じょーの、ちょーだい？ " と頼んでみる。

然し条野は少し怯むだけで一歩も引いてくれない。



畜生。









(条野の鬼！ばか！あほ！お母さん！)
(お母さんではなくお兄ちゃんです。)
(違うよ？？？)







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