ヌナとヒョン（YG）2

59 ページ9

YG









クオズは、まるで指を咥えて見ているような顔をした。







マンネたちは本当に甘えたの集まりだからな。







思いっきりAヌナに泣きつけるグガが羨ましくなってしまったんだろう。







とうとうテヒョンが、ジョングクを抱きしめているヌナの背中にピタッと寄りかかった。









それを見たジミンは大胆にも、脚を伸ばして座っているヌナに


膝枕をしてもらいだした。








2人とも、切ないような、でも拗ねた子供みたいな複雑な顔をして



ヌナに甘えながらもジョングクの様子も見ているようだった。









JK「ヌナぁ、ごめんね。また助けてもらっちゃった」






「家族なんだから当たり前でしょ。」








…正直俺だって誰かに思いっきり甘えて弱音を吐きたいときだってあるよ。






だからグガが羨ましくなるクオズの気持ちもよくわかる。








ハムスターみたいに隅っこにくっついて固まっていた4人はそのくっついたまま眠ってしまった。







少しだけ見えるジョングクの寝顔は、泣き疲れたようだが安心しきっている顔だった。








クオズは完全に便乗だが、グガやヌナの体温に眠気を誘われたんだろうか。








思わず笑みが溢れ、スタッフにブランケットを3枚頼んで掛けてやった。







ったく、気持ちよさそうに全員寝てるなぁ。笑









さぁ、俺はもうちょっと作業しようか。

60→←58

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す