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11話目! ページ11

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『ん?』

「…ん?」



私いまなに言った?

伊沢さんがモテそうって思って、それで私ならって、




『…ごめんなさい、今の忘れてください…』




伊沢さんに告白したからというより、思ったことが口に出てしまったことが恥ずかしい。





「ははは、ありがと」


『忘れてくださいってば!』


「えー、折角モテる子から好きになりそうとか言われたのに?」


『今すぐ消し去ってください』




えー、と口を尖らしていう伊沢さん。







「まあ、俺恋人とか作る気ないんだけどね」




『あ、そうなんですね』




それでも好きになりそうは嬉しかったわ、と笑っている伊沢さんを見て、少しだけ、少しだけ悲しくなった。

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作者名:朝日 | 作成日時:2019年2月23日 1時

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