いつかまたあの木の下で。 (ページ7)

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「ただいまー」

「おじゃまします」

「あ、適当に靴脱いで上がってなぁ」

彼の家に着き、ただいまーと一言叫ぶと上から足音がドタドタ聞こえてきた。

家の形状は2回がリビングになってるみたいだった。

「おにぃ！？」

聞きなれない声がして、少し上を見上げると、背の低い男の子二人がアニメかと思うぐらい綺麗に頭を横に出して、階段の上からこちらを覗いていた。

「もーリビングおっていうたやん？あ、あいつらが弟！」

「あ、はじめまして！」

簡単に紹介されて、はじめまして〜というと、何も言わず首をコクっとして会釈された。

「あんたらちゃんと挨拶せんかいな！あ、Aちゃん？ようしょうから話は聞いとるで！いらっしゃい！」

またまた登場してきたのはきっとしょうのお母さん。

弟くんたちの頭を軽く叩くと、笑顔になって歓迎してくださった。

「こんにちは！おじゃまします〜」

「なあ、はよあがっといで！うえでゆっくりしいやぁ」

「はい！ありがとうございます！」

そういうとお母さんの後に続いて弟くんたちもこちらを気にしつつ、トコトコリビングに戻っていった。

「もーほんまごめんな？うるさい家で笑」

「んーん、うち、こういう賑やかな家族大好きやわ」

「そうか？ほんならなかよーしたってくれたらうれしいわ！ほらいこ、」

靴を揃えたのを確認すると、階段を上るしょうの後に続いた。