桜の季節 ページ45
年越しを迎え、2023年。
｢ねぇ、わたしらもおばさんおじさんやで｣
し｢俺はまだまだピチピチやからなぁ｣
｢肌だけはね。｣
し｢肌だけでも若ければいいの〜!!｣
と、私のほっぺをむにーと引っ張る。
｢いひゃい〜｣
し｢んふ、かわい｣
｢…だまれ｣
し｢ほらぁ照れちゃってぇ｣
｢うざい。｣
し｢おしょ、かなちい｣
｢…｣
し｢いや黙るな？｣
こんなふうに私たちは2023年も平和な日々を過ごしていた。
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それからというもの、すずしょうとはチャンネル登録者数200万人を過ぎ、私も仕事で忙しく会えない日々も多くなって行った。
prrrrr…
し｢もしもし？｣
｢お、元気？｣
し｢元気じゃない｣
｢なんでよ｣
し｢Aに会えない｣
｢いやかわいいかて｣
し｢最近ずっと東京なんやもん｣
｢子供みたいなこと言わないの｣
し｢うーん｣
｢ファンの人が待ってるんやろ？｣
し｢ファンの人はみんな大好きやけど、忙しすぎる…｣
｢もうひと頑張りやで！私もしょうみたいに頑張らななぁ｣
し｢なぁ｣
｢ん？｣
し｢俺らもう30やってさ｣
｢…言わないで｣
し｢いや、ごめんて｣
｢まだお姉さんでいたい｣
し｢いやもうむr｢あ?｣
し｢すいません｣
｢よろしい｣
し｢あ、4月頭かな、そっち帰れるよ｣
｢ほんと？なら楽しみに待ってる｣
し｢かーわい｣
｢…｣
し｢照れてるんバレてるで｣
｢うっさいわあほ｣
し｢うっさいとはなんや｣
｢うっさい。仕事頑張ってはよ帰ってこい｣
し｢いやツンデレか笑｣
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そして、4月。
やっとしょうが帰ってくる。
しょうに会いに行くためにしょうの家へ向かうため、準備をして家を出る準備をする。
ピンポーン
(え？宅配なんて頼んでたっけ)
｢はーい｣
少し不審に思いながらも玄関を開ける。
？｢よっ｣
｢え？しょう！？｣
し｢早く会いたくてきちゃった｣
｢…すき｣
し｢え、何可愛い何このデレ期｣
｢うるさいってば｣
し｢はいはい笑｣
すると、しょうは両腕をばっとひらいた。
私はその胸の中に飛び込んだ。
｢暖かいね｣
し｢なぁもう桜が咲いてるんやって｣
｢あーなんかちらほら見た気がする｣
し｢見に行こや｣
｢しゃーなしね？｣
し｢やった笑、ほらいこ｣
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作者名：とちもち | 作成日時：2022年11月20日 19時
