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遥｢Aの口癖じゃん。今しか出来ないことがあるって｣
｢そうだけど…もう時効やない？｣
遥｢でも好きなんでしょ？｣
｢まぁ…｣
遥｢じゃあ当たって砕けてこい！！｣
｢えええ…｣
遥｢ダメだったら私が何人でも男なんて紹介したるから！！｣
｢…そうだよね。｣
遥｢外面はちょっといいお姉さんやけど、中身は高校時代から成長してないんだから！！｣
｢そこまで言わなくても…｣
遥｢そこまで言わないと会いに行かないでしょ？｣
確かに、ここまで言われなければ踏ん切りがつかなかった。
｢…分かった。あってくる。｣
遥｢よし。｣
｢イベント…来月なんよなぁ…｣
遥｢はい、早速応募ですよ｣
｢え｣
遥｢はいスマホ出して｣
｢はい…｣
遥｢…はい応募しといたからね｣
｢…んんん｣
遥｢もう今更でしょ、踏ん切り着いたから頑張ってこい｣
｢あたらなかってらどうするんさ｣
遥｢大丈夫。当たってるから｣
｢なんの根拠がぁ…｣
遥｢もうその心配する前に今日から会うまでに女磨きしときな？｣
｢…はぁい｣
遥の言われるがままにことを勧められた私。
遥の言う通り、数週間後イベントの当落は当たっていた。
そして、時が流れるのは早いもので、すぐにその日が来てしまった。
＿＿＿＿＿＿＿
｢忘年会…来ちまった。しかも、クリスマス…｣
1人でクリスマスに心斎橋に乗り込む。
しっかりそのためにペンライトも買った。
｢あぁもう！こんなとこでうじうじしとるんダサすぎ！はやいこ｣
もう腹を括った。
堂々と会場に踏み込んで、堂々と席に座った。
｢え、待って…？｣
まさかの最前。
こんなん。目合うやん。
いやちゃうやろうち会うために来たんやろ…
｢よし。｣
私はカバンからペンライトを取りだして、イベントが始まるのを待った。
今日、私は初恋の人と再会する。
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作者名：とちもち | 作成日時：2022年11月20日 19時
