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彼からのお誘い ページ3

それから、彼と仲良くなるのに時間はかからなかった。

お互い人見知りもないため毎日毎日顔を合わせるとお互いの名前を呼びあって挨拶して、たわいもない会話をするようになった。

いつの間にか、「しょうくん」「Aちゃん」から「しょう」「A」に変わっていた。

彼は良い意味でうるさいので、すぐにクラスに溶け込んでムードメーカー的な存在になった。

そう、まさに人気者。

私はそんな彼に頼もしさや、親しみを覚えていた。

──────────────────────────
ある日の会話で、彼には兄弟がいることを知った。


「俺、下に2人弟がおるんよ!」

「え、そうなん?しょうめっちゃ末っ子みたいやのに笑」

「やかましいわ笑」


彼の弟、彼自身もすごく整った顔立ちをしているからきっと弟さん2人もすごく整っているんだろうな…と想像。

すると彼が一言はなった。


「今度、俺ん家くる?」

「え?」


あまりにも突然の問いかけで答えが追いつかない。

自分は仲良い男子はいるものの、男子の家に遊びに行くなどはしたことがなかった。


「いや、言い方ちゃうな。俺ん家来て?」

「え、あ、うん笑」

「いや、あの、あれやで?お、弟とか!紹介したいし!」


困惑しながらも口から咄嗟に出たのは承諾の意味を持つもので、なんだか焦っている彼を見ていると、自然と頬が緩んだ。


「うん笑 私も弟くんにあってみたいわぁ」

「ほんま!ほんなら、いつにしよーかいな」


いつものにっこにこの笑顔で この日は? と楽しそうに予定決めをする彼に、なにか友情とは違う感情を抱き始めていたことに、気付かないふりをした。

彼の家→←出会い



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:とちもち | 作成日時:2022年11月20日 19時

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