【鬼滅の刃】一妻多夫制の柱さん

もうこの世に悔い無し 弐拾参 ページ31

善逸side


｢…………可愛い｣


｢｢は？｣｣


入ってきた女性に求婚して抱きつくと、上から聞こえた可愛いという言葉。


え？可愛いって…今俺に言ったのか？
いや、そんなはずないよな………?


そう思っていると両脇に女性の手が添えられてから、軽々と抱き上げられ
俺の体は宙に浮いて手がダラーンとなった。


見た目に合わない力と行動に驚きながら目の前の女性を見る。


宍色の夕陽みたいに綺麗な髪を持つ女性は、俺にキラキラとした視線を送ってきていて興奮している様子だった。


｢可愛い!!可愛いよ善逸君!!!!!｣


善逸｢え？あ、あのヘブッ｣


藤丸｢なっ…!｣


可愛いと言われて戸惑い話そうとすると突然女性にギューッと抱きしめられ、
自分の顔が女性のふくよかな胸に押し付けられていた。


直に伝わる女性特有の柔らかさと落ち着く香りと優しい心音。
アオイちゃん達に(自分の行いのせいで)冷たくされていた俺には
この女性が女神に見えて仕方がなかった。


しかもこんなに女性と密着するのは初めてで俺のがたちそう←


善逸｢(ていうかこれご褒美だよね?!?!?!!頑張った俺へのご褒美!!!!!絶対そうだよね?!?!生きてて良かったｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!!!!)｣←落ち着け


｢すっごい可愛い!!もう弟になって!!いや、なるよね?!?!それしかないよね!?もう好き!!!!!｣←落ち着けpart2


最後にトドメの好きという言葉に俺の頭は完全にパンクした。


あぁ………本当に、生きて帰ってきて良かった……。


善逸｢もう………この世に悔い無し｣←


藤丸｢いや死なないで下さいよ。
それと離れなさい｣


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その後湊都宮さんからの殺気を帯びた視線を体全体に受けながらも、
Aさんの膝枕をたっぷりと堪能する。


程よくAさんの太ももに沈み込む自分の頭。


とても気持ちよくて、正直言えば普通の枕よりリラックスができた。


擦り寄っても平手打ちとか飛んでこないし、逆に抱きしめられて顔が尚沈むからマジで鼻血出そう。


1人でうへうへと自分でも気持ち悪いと思う声を出して
Aさんにメロメロになっている間に、Aさんと炭治郎は仲良さげに笑いながら話に花を咲かせていた。

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