* ページ4
*
暖炉には要らなくなった書類や下心で貰った豊作の葡萄やマスカット達が燃やされている。それをどんな感情で見つめるドリームがいた。
今日は彼女に触れた。彼女からはネガティブを感じた、ナイトメアの仕業に違いない。葡萄のジュースを好んでいるなら、今度また彼女に渡せば好印象を得れる筈だ。
DS.dr「…………A君。
ポケットから出したのは、彼女の涎と葡萄の汁が付いているであろうたった一つの布切れ。捨てるはずだったはずの布切れ。喉がなるのが分かる、正義感から戸惑ったが、きっと彼女の純情を奪う日があるのだ。
こんなことで戸惑ってはならないと。
布切れは柔らかく、拭いた部分は少し湿っていて、葡萄の香りと彼女を感じれるこの瞬間がまるで包まれて、疲れさえもわからなくなってくる。こんな気持ちの悪いことは犯罪と知っている、権限を使って彼女の全てを筒抜けにして自己満足に浸っていることだって気持ちの悪いことだって知っている。
もう二度と、失いたくない。
どうか、あの子を僕のものにできる権限さえできれば、あの子の純情を僕のものにできれば。
あの子の存在価値を、僕だけにできれば。
*
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
P様さん - まじで好きです!! (2022年12月13日 22時) (レス) @page7 id: 44cbacd699 (このIDを非表示/違反報告)
Rokill-fenon(プロフ) - 新作やったー!テストなどの用事お疲れ様です! (2022年11月25日 22時) (レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ