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視点:A

「ワシは橋作りの超有名人のタズナというもんじゃわい。ワシが国に帰って橋を完成させるまでの間、命をかけて超護衛してもらう!」

“あん”と書かれた大きな扉がゆっくりと開かれる。

その先は思った通り森が広がっていた。

「出発ー!!」

ナルトが興奮気味に叫ぶ。

嬉しそうなナルトの顔を見ているとなんだか癒されるね。

......いや、よく見たら段々腹が立ってきた。

暫く彼の方に目をやるのはやめておこう。

「何はしゃいじゃってんのよ、アンタ。」

「だって俺ってば一度も里の外に出た事ねぇからよ。」

キョロキョロと忙しなく辺りを見渡しながらナルトはそう言った。

まぁ確かに、言われてみれば私も里の外へ出た事がなかったような......あったような...。

曖昧な記憶を辿ってみるも、何も思い出せないのでこれ以上探るっても意味はないだろう。

「おい!......本当にこんなガキで大丈夫なのかよぉ!」

私が着いていますから心配いりません、と言いはたけ君は苦笑いを零した。

「大丈夫さタズナ君!なんてったってこの天才児Aがいるんだ、何も心配することはない!」

安心して、という意味も込めてウインクとグーサインをタズナ君に送る。

「1番ヒョロっちぃお前なんか(・・・)で安心出来るかい!」

“なんか”って...“なんか”って言いやがったぞあんのジジイ!!

この奇跡の天才児Aを舐めているね?

...ふっふっふ、まぁいい。

今に見てろ...絶対痛い目合わせてやるからな...!!

「...A、ちゃんとタズナさんの事護衛しろよ?」

分かった?と黒い笑みを浮かべ私の頭を片手で潰そうとするはたけ君に「分かっているから離しておくれ!」と涙目になりながら伝えた。

全く、これのせいで頭が悪くなったら訴えてやるからな、はたけ君。

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日向 - 凄く面白かったです!夢主が顔を真っ赤してカカシ先生が期待する所がもの凄く良かったです。 (2022年1月26日 17時) (レス) @page22 id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:平和ボケマンボウ | 作成日時:2021年2月26日 17時

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