【NARUTO】なんてったって奇跡の天才児ですから。

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視点：A

あの後、何度かはたけ君に挑んだがコテンパンにやられてしまった。

｢まさかこの私がこんなに苦戦するとはなぁ。｣

鈴を取るくらい、天才な私じゃなくても出来ると思っていたよ。

はぁ、正直に言おう。

シカマルがいてくれたらぁ...。

一緒に作戦を練って、一緒に挑んで......

待てよ、七班全員で挑んだらワンチャン鈴取れる説が浮上したぞ？

私の方が上だが里一番のエリートうちは一族のうちは君、私には劣るが頭のキレる春野君、ナルトは......うん。まぁ...うーん。

私には沢山仲間がいるじゃないか！

そうと決まれば皆を探しに行こう！

私は再び森中を駆け回った。

｢ナルト！｣

｢A...！｣

縄に足を縛られ逆さ吊り状態にされたナルトにとある提案を持ちかける。

｢ナルト、私と協力してみないか？｣

｢きょ、協力ぅ？｣

ナルトは意味がわからないと言った顔をした。

｢そう、天才児である私と、皆と協力して鈴を取ろう！｣

上忍も皆で挑めば怖くない！と言い、逆さ吊りのナルトの両手をぎゅっと握り顔を覗き込む。

｢うーん...それじゃ鈴が足りねぇってばよ！悪ぃけどオレはその話には乗れねぇ！｣

ナルトはザシュっと縄をくないで切り、じゃっ！と言ってどこかへ駆けて行った。

｢まっ、待っておくれ！｣

私は一人ポツンとその場に立ち尽くした。

仕方がない、次を当たろう。

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