15 ページ15
視点：A
｢ナルト！じっとしときなさいよ！｣
キョロキョロと落ち着きのないナルトに春野君は叱った。
まるで母親の様だね、知らないけど。
｢何でオレ達七班の先生だけこんだけ来んのが遅せーんだってばよォ！
ほかの班は皆新しい先生とどっか行っちまったし、イルカ先生も帰っちまうし！｣
イルカ君...この天才児があんなにも必死に行かないでくれと頼んだのに......！
なんて無慈悲な人間なんだ！
私は悲しいよ！！
数時間前のイルカ君に文句を垂れてみたが、あまり意味が無いという事に私は気づいた。
なんてったって奇跡の天才児だからね。
｢ちょっと！何やってんのよナルト！！｣
ナルトは椅子に登りチョークの粉で真っ白になった黒板消しをドアに挟めた。
｢遅刻してくる奴が悪ぃんだってばよ！｣
ぴょんと椅子から降り、ニシシと楽しそうにナルトは笑う。
確かに制裁は必要だね。
あのトラップ、何度仕掛けられた事か...。
まぁ尽く避けてやりましたけどね！
｢ったくもー私知らないからね！｣
と言いつつも、春野君はどこか楽しげな声色だった。
｢フン、上忍がそんなベタなブービートラップに引っかかるかよ。｣
また鼻を鳴らしやがって...！
そういう所が君の個性だとは分かっているんだけどね......今はとてつもなく憎たらしいよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
平和ボケマンボウ(プロフ) - めろりさん» 応援ありがとうございます。期待に添えるようこれからも精進して参ります！ (2021年3月7日 22時) (
レス) id: 987adadeae (このIDを非表示/違反報告)
めろり(プロフ) - 初めまして！めちゃくちゃ面白いです！これからも応援しています。 (2021年3月3日 3時) (レス) id: 47afdd6dc1 (このIDを非表示/違反報告)
平和ボケマンボウ(プロフ) - 3%さん» 応援ありがとうございます。楽しませる事が出来て光栄です。 (2021年2月22日 17時) (レス) id: 987adadeae (このIDを非表示/違反報告)
3%(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2021年2月21日 22時) (レス) id: ae08573136 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：平和ボケマンボウ | 作成日時：2021年2月2日 23時
