6話 ページ7
轟side
噛み付くようなキスを何度もする。
もはや俺も離す気なんてなかった。
大狼の後頭部を抑えて何度もキスをする。
もはやどっちがどっちを求めてんのか分かんねぇ。
このままやっちまいそうな雰囲気。
それだけは駄目だ。
と、自分を律するが意味はなさそうだ。
「ん、ぁ、っあ、･･･っ！！！」
大狼の服の中に手を入れ腰を撫でる。
ほせぇな。
「っ！！ひぁ、」
「っ、ん、大狼、」
もういっそこのまま___、そう思った。
「っ、･･･ぐ、だっ！！めだ！！！！」
大狼はそう叫んだ。
「っはぁ、ヤバかった、マジヤバかった･･･」
そう言って俺に抱きつく。
「あっっぶ･･･、俺のせいで轟サンが犯罪者になっちゃうとこだった･･･、駄目じゃんちゃんと止めてよ。」
「･･････わりぃ、いや、俺も止まらなかった。」
そう言って頭を撫でる。
悪かった、こいつは止めたいに決まってんのに求められてんのが心地良かった。
「うぅ、まじ申し訳なさすぎて無理みが高い･･･」
「無理み･･･？」
「あ、や、なんでもねぇっす。･･･お水くださ〜い･･･」
と、疲れた顔でふらふらと立ち上がる。
頭がぼーっとしてる。
中学生相手に何してんだ･･･。
ヒーローのする事じゃねぇな･･･。
「轟サン？どしたのそんな険しい顔して。」
水を持った大狼がきょとんと俺の顔をのぞき込む。
可愛い、なんて思った。
高揚した顔も、俺を求める顔も、その顔も。
愛おしいと思った。
何考えてんだ相手は中学生だ。
そう言い聞かせる。
「いや、なんでもねぇ･･･、明日は薬局に連れていくがいいか。」
「っと？なんで？」
「個性抑制剤を買う。」
ネグレクトからこいつ守る為には保護しなきゃいけなくなる。
俺以外が保護すんのは嫌だ。
でも、年2回こんな事があれば俺が持たねぇ。
と、個性を抑える薬なら発 情期が減らせるんじゃねぇのか、と考えた。
俺が知らない内に芽生えた独占欲と似たよう感情を見て見ぬふりをして、大狼に提案する。
「あー、1回帰ってからでも大丈夫なら。」
「ああ。」
あまりこいつを帰したくないが、仕方ない。
俺は承諾し、また寝床につく。
もう大丈夫･･･だよな？
またなったなら、もう止めてやれる気がしねぇぞ。
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
