3話 ページ4
轟side
「えー、めっちゃ良い家に住んでる流石人気投票常にTOP3入りのプロヒーロー。」
「別にそれは関係ないだろ･･･。」
周りが勝手にやってるだけだ。
俺がなりたいヒーロー像はそうじゃねぇ。
「服は、適当に俺のでいいか。」
「明日はショートファンに殺される日だな。」
「あと、俺は轟焦凍だ。ちゃんと自己紹介してなかったな。」
ヒーロー名とまんまじゃん。と、また笑う。
なんでこいつはこんなに楽しそうに笑うのか。
とても不思議だった。
「分かった轟サンね。先に失礼しまーす。」
と、風呂場へ消えていく。
その間に緑谷へ連絡を入れておく。
"狼を拾った"、と。
返信はすぐ返ってきた。
『狼？！狼っていうのは絶滅危惧種で、勝手に保護しちゃいけないんだったはず･･･だよ！！まずはえーっと、ちょっと調べてみるから待ってて！！』
俺は笑った。
相変わらず面白い奴だ、とか思いながら。
"大丈夫、犬みたいな奴だ。"
そう送り返した。
するとこれもすぐ返ってきて、
『確かに狼は犬類だけど！！今家にいるの？吠えたりしないの？いやそーゆー問題じゃなくてね？！え、ニホンオオカミ？は全滅したから･･･外国のだろうと思うけどそこまでは分からないか･･･、できたら特徴を教えて欲しいな！！』
特徴、か･･･。
と、少し面白くなってきたのでこのまま続行しようと思った。
「毛が白くて目が黄色くて気味悪い奴です。って打っとけよ」
そう後ろから返事がきた。
まぁそんな事を言うのは当事者である大狼しかいないのだが。
「そんな事ねぇよ。綺麗だ。」
「･･･！！ バッカじゃねぇの？！恥ずかしい人だな。その言葉を言って欲しい女子がこの世に何人いると思ってんだよ･･･。」
「何人いるんだ？」
「知らねぇよ！！いっぱい！！つかそれ誰。勝手に携帯盗み見たのは悪かったけど、声掛けても気付いてくれねぇから･･･、」
と、少ししょんぼりした様子で言う。
声をかけてくれてたのか、悪かった。
「これは、緑谷･･･プロヒーローのデクだ。」
「マジか、すげぇ。流石プロのお友達はプロか･･･。」
目をキラキラさせて言う。
そのままその顔をカメラに収める。
「いやいやいや！！何すんの？！」
「緑谷に送る。」
「ネタばらしか！！勝手に！！写真で！！」
大狼は必死に俺の携帯を奪おうとする。
弟が出来たみたいで少し楽しいなんて思ってしまった事は内緒で。
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
