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横浜流星~1~ ページ47

将暉くんと別れて、雑誌の撮影に向かう。

今日は海で撮影。

まだ暖かいけど、もう夏の撮影に入る。

今日の衣装は水着だ。

あなた｢うへぇ、今までやってこなかったじゃん、水着なんて･･･｣

マネージャー｢もう20歳になったんだからいいでしょ。大人への1歩ってことで。｣

あなた｢えぇ〜｣

だって、今日の相手は･･･

横浜｢あ、ちす！今日はよろしくね！｣

今年注目の若手俳優、横浜流星くんだ。

彼とは共演経験こそないが、同じ事務所で、事務所の忘年会等で一緒になって仲良くなった。

あなた｢横ちん、よろしくね。｣

横浜｢ちす、水着撮影初めてってほんと？｣

横ちんは私のことをちすと呼ぶ。

由来は、私の苗字が青木→青ちゃん→青ちー→青ちす→ちす

というわけだ。

あなた｢初めてだよ。｣

横浜｢そっか、まだ20歳になったばっかりだもんね。事務所がやっとOK出してくれたんだ〜｣

あなた｢でもその初めての相手に横ちんを選ぶあたりさすがだよね〜｣

横浜｢俺は嬉しいよ。｣

あなた｢へへっ私も。｣

撮影の準備が終わるまでパーカーを着て海で遊ぶ。

あなた｢あれ、横ちんパーカー着なくていいの？｣

横浜｢俺はいいよ。そんなに寒くないし。｣

いや、そうは言うけどさ･･･

横ちん空手やってたから全体的に筋肉すごいんだよ･･･

ベビーフェイスのくせに筋肉すごいとかなんなんだよ･･･

･･･ダメだ、最近思考がどんどん変態になってきてる･･･

どこを見ていいのか分からず、とりあえず横ちんに海の水をかけた。

横浜｢うわっ！びっくりした･･･やったな〜笑｣

そこから2人で水のかけあいが始まり、撮影が始まる頃にはびしょびしょになってしまった。

あなた｢はっ･･･くしゅんっ｣

暖かくなってきたとはいえ、まだ風は冷たい。

しかも今日は風が強い日だ。

横浜｢大丈夫？風邪ひかないでよ？｣

頭からバスタオルをかけてくれた。

あなた｢ありがとう･･･多分大丈夫だと思う。横ちんの方こそ風邪ひかないでよ？私よりずっと風邪ひきそう･･･｣

横浜｢僕は大丈夫だよ。･･･もうすぐ撮影始まるって。｣

あなた｢わかった。｣

頭をガシガシとやりながらマネージャーさんの方に向かった横ちんを見ると、背筋やふくらはぎの筋肉もすごいことに気づいた。

あなた｢私筋肉フェチなのかな･･･？｣

体をふいてあったかいミルクティを飲んで。

体を温めていると、撮影が始まると呼ばれた。

マネージャーさんにパーカーを渡した。

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