挑戦~1~ ページ25
今からちょっとだけ未来の話。
2021年、10月後半。
私とかずさんはシーズンを終えたばかりの遥汰に呼び出された。
あなた「・・・元気そうで、良かったです。」
二宮「ん、まぁね笑嵐をおやすみしてるってだけで、俳優のお仕事やらせてもらってますし。」
あなた「あ、見ましたよ、映画。かっこよかったです。」
二宮「ほんと?ありがとう〜」
あなた「それにしても、遥汰遅いですね〜呼び出した癖に何やってるんだろ・・・」
二宮「まー、ソフトバンク優勝の立役者だし、忙しいんだよ。」
あなた「そうですかねぇ・・・あ、来た。」
遥汰「姉ちゃん、二宮さん、ごめんなさい!遅くなって・・・」
あなた「遅い。何してたの?」
遥汰「テレビの撮影いってたら遅くなって・・・」
二宮「すげぇよなぁ、もうもはや芸能人レベルでテレビ出てるよね。」
遥汰「ありがたいです。・・・で、2人にどーしても聞いてもらいたくて。」
あなた「何、改まって・・・」
遥汰が柄にもなく正座なんかするから私とかずさんも姿勢を正した。
遥汰「俺、来年から大リーグに挑戦することにした。」
あなた「・・・はぁ!?」
遥汰「高校の時から大リーグを1つの目標にしてたのは姉ちゃんも知ってると思うけど、この5年間、ソフトバンクで経験積んでようやく監督にOK出してもらった。」
あなた「あんた、なんでそんな大事なこと私に相談しないで・・・」
遥汰「アメリカ行ったら今までより姉ちゃんに頼れないから!できるだけ、1人でやりたかった。」
二宮「・・・そうかぁ、遥汰くんもついにアメリカかぁ。楽しみだなぁ。」
あなた「かずさん・・・」
遥汰「・・・姉ちゃんは、応援してくれないの?弟が、アメリカで戦うんだよ。まだ22だからあれだけど、翔平さんみたいに25になっても活躍出来たら、10億単位も夢じゃないよ。」
あなた「お金の話じゃないし、応援はしてるよ。高校の時からずっと行きたいって言ってたのはよく知ってるし。でもね・・・相談して欲しかった。」
遥汰「・・・」
あなた「確かに遥汰の進路を私は決められないし、遥汰がアメリカ行ったら1人で頑張らなきゃいけないこといっぱいあると思う。家帰っても私はいないし、ご飯も作れないし。だけどさ・・・弟が頑張りたいって言ってること、姉ちゃんが応援しないわけないじゃん。」
遥汰「・・・ごめん。」
二宮「遥ちゃんには伝えたの?」
遥汰「まだです。この後1回実家に帰って、父さんと母さんと遥に言おうかと。」
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ユーロ(プロフ) - 共演は塩野瑛久君横浜流星君高杉真宙君志尊淳君佐野岳君飯島寛樹君でお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - リクエストです主人公が紅一点で映画に出演するというのをお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - 楽しく読んでいます (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年5月12日 23時