one of the most popular actress〜9〜

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2017年、青木遥汰Ver.

遥汰｢やべぇ〜文化祭ちょー楽しい〜！｣

銀河｢お前最初で最後だもんな。楽しめよ〜｣

部活の甲子園とかの関係で1年、2年の時は参加出来ず、俺にとって最初で最後の文化祭になった今年。

辺りからいい匂いが漂う。

｢あ、あの･･･遥汰くん、一緒に回ってもらっても、いいかな･･･？｣

｢何言ってるの！？遥汰くんは私と回るの！ねー？｣

｢えー、ずるい！私も遥汰くんと回りたい！｣

銀河｢おお、すげぇ･･･遥汰が歩く度に女子が増えてく･･･｣

遥汰｢んー、みんなありがと。でも、ごめんね？俺銀河と回るからさ。銀河、行こ？｣

銀河｢お、おう･･･｣

俺は未だに話しかけてくる女子に断りを入れながら銀河と一緒に校舎中を歩き回る。

遥汰｢すっ･･･げぇ〜！普段の校舎が文化祭になるとこんな賑やかになるのか！邦学が邦学じゃないみたい･･･｣

銀河｢こんなもんだろ。なぁ、お前それよりドラフトどうなってんの？｣

遥汰｢あ、忘れてた。今日ソフトバンクと西武が面接に来るんだっけ。｣

銀河｢この前ロッテと中日と巨人来てなかった？｣

遥汰｢そう。俺は大リーグ行きたいのにな〜やっぱり日本で経験積んどけってことなのかなぁ。｣

銀河｢そりゃそうだろ。中学から野球始めたやつに高校卒業してすぐ大リーグ行かれたら小さい頃から野球頑張ってきた人はどうなるんだって話。それに大リーグってそんな甘くないだろ。｣

遥汰｢んー、そうだけどさぁ。｣

銀河｢今んとこどこが来てくれてるの？｣

遥汰｢日ハムとカープ以外。カープはあれだろ、中村奨成だろ。｣

銀河｢あぁ、確かに広陵だもんな。でもそれより清宮だよ！どこ行くのかなぁ〜｣

遥汰｢んー、ま、他人のことはどうでもいっか。それよりさ、銀河、なんか食お。｣

銀河｢あぁ、確かに腹減ったなぁ。何にする？｣

遥汰｢ショウタ何だすって言ってたっけ？あいつにぜってー来いよって言われてんだよね。｣

銀河｢ショウタって宮瀬章大？サッカー部の。知り合いだっけ？｣

遥汰｢そうそう。あいつ、昔姉ちゃんと同じサッカーチーム入ってたんだよね。｣

銀河｢へぇ〜･･･あれ、なにあの人だかり。｣

遥汰｢うわ、やっば。何だしてるとこ？･･･たこ焼き？まだ暑いのに人気だね。｣

銀河｢なー。･･･あれ？あの人、見たことある気が･･･｣

遥汰｢何、知り合い？｣

銀河｢んー･･･｣

遥汰｢どの人？｣

銀河｢あのポニーテールの女の人。｣

遥汰｢･･･はっ？｣

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