your choice : dt ページ45
私は、だいちに連絡をすると秒で返信が来た。
dt「 今から迎え行く！15分くらいで行けるからAの家の近くのコンビニでて待ってて！」
了解。と短く返事をし、私は出かける準備を始めた。
『 コンビニまで遠くないからいいけど、中にいよ。』
「 いらっしゃいませー。あ。」
店員さんを見ると、高校の時の男子後輩がいた。
『 あ、久しぶり。』
「 Aさん久しぶりですね。家ここら辺なんですか？」
『 うん。あれ、家この辺だっけ？』
「 最近引っ越してきたんですよ。今度遊び来てくださいよ。」
『 暇だったらね。笑』
「 Aさんはいつも暇じゃないっすか笑」
『 このやろっ！』
後輩のおでこにデコピンをかます。
「 あ、そうだ。もう俺バイト終わるんで、今から飯どうです？」
『 え、あ、えーと。』
dt「 ごめんねぇ、Aは俺と用事がある。人の女に手出さないでほしいんだわ。...行くぞA。」
急に現れただいちにぐいっと手を引っ張られる。
いつの間にいたの....
dt「 .... 」
車に乗り込み、エンジンをかける。
...なんか怒ってる？
『 あ、のさ... 』
dt「 ... なに？」
『 怒ってる...？ 』
dt「 いや、別に。」
素っ気なく返事をするだいち。
絶対怒ってるじゃん...
dt「 ... 誰あいつ。」
『 え、高校の時の後輩...』
dt「 付き合ってるの？」
『 付き合ってないよ？』
はぁあああああああああああ....と長いため息を漏らしただいち。
dt「 びっくりした。てっきり付き合ってるのかと。よかった。」
... よかった？
dt「 ... あ。ま、まあ買い物行こっか。」
誤魔化すように車を飛ばすだいち。
dt「 さっきのことは気にしないでいいから！」
『 気にする。』
dt「 いいから！！恥ずかしい！！それに、今言ったら、だめな気がするから... 」
駐車場に車を止め、俯きながらぼそぼそと声が小さくなっていく。
dt「 それに、俺なんかが言ったところで、Aは振り向かないでしょ。」
『 そんな弱々しいだいちなんか見たくない。いつも元気なだいちが好きだよ。今のだいちは好きじゃない。』
dt「 A... それって... 」
『 私はだいちのことg... んっ... 』
dt「 それ以上は、だめ、俺に言わせて、」
と、手で唇を防がれる。
dt「 A... 俺と付き合ってほしい。Aが好き。」
『 ... 喜んで。』
dt「 ありがとう。よろしくね。」
私たちは駐車場で初めてのキスを交わした。
your choice : yh→←your choice : tn
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奧村(プロフ) - yuyuさん» 新作の方読んでいただきありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張ります´`* (2019年8月6日 11時) (
レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - sinsaku mimasita!! ganbattekudasaine. (2019年8月6日 10時) (レス) id: 30371127ec (このIDを非表示/違反報告)
ペコ - 奧村さん» やっぱ、書かないことにします。なんか、罪悪感湧いてきました。これからも頑張って下さい！ (2019年7月19日 18時) (レス) id: d6a2adbe5a (このIDを非表示/違反報告)
奧村(プロフ) - ペコさん» 内容が違うというなら大丈夫ですが... それはご自身のご判断でお任せいたしますね。自分からあーだこーだ言う気はないので。 (2019年7月18日 0時) (レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
奧村(プロフ) - 残酷ピーナッツさん» そう言っていただけて嬉しいです！(´∀｀*) こちらこそありがとうございます！(○´ｰ`○) (2019年7月18日 0時) (レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奧村 | 作成日時：2019年6月15日 16時
