これってデート？１ ページ10
ジミンちゃんと暮らし始めてだんだんわかってきたのは
私達とっても気が合う！ということだった。
「ねーヌナー、今日のお昼ごはんラーメンにしない？」
「うそ、私も今日ラーメンの口だったの！すぐ作るね」
「ジミンちゃーん、この海外ドラマ面白いらしいから一緒に観ない？」
「観る観るー」
………
「めっちゃ面白かったね！」
「うん！早く続き観よーー」
「ヌナ今眠いでしょ？」
「…なんでわかったの」
「ふふ…僕も眠いからー」
「じゃお昼寝しよっか」
とまぁいう感じでなかなかのシンクロ率だと思うのです。
別に普通じゃん？…て言われそうだけど、とにかくジミンちゃんといると居心地が良いというかただひたすら楽しくてもういつまでも二人でいたいと思えるほどだ。
彼は今まで出会った誰とも違う気がする。
いきなり見知らぬ男の子を住まわせるなんて我ながら無茶なことしてしまったなと思ったけれど
ジミンちゃんと暮らし始めてから私の生活の充実度は著しく向上している。
要するにリア充。
彼がうちに来てくれて本当によかったと思う。
とある土曜日の朝…
「ヌナ今日何か予定あるの？」
「んーん、特にないよ。あ、食材の買い出しに行くくらいかな」
コーヒーを飲みながらそう答えるとジミンちゃんの表情がパッと明るくなった。
「僕も買い出し付き合う」
「え、いいの？昨日も遅かったしゆっくり寝てたら？」
バイトから帰ってきたのは恐らく深夜だったはず。
「眠くないから平気。
それでさ、よかったらお昼外で食べない？」
「うん、いいよー。どこいこっかー」
「あのね、ヌナを連れて行きたいとこあるんだ。ごちそうするよ」
ジミンちゃんが嬉しそうに目を細める。
「ええー？いい、いい。悪いよー」
年下の子に奢ってもらうなんて申し訳なくて断ると途端にむすっとした表情に変わる。
「たまにはいいじゃん。バイト代も入ったし心配しなくても大丈夫だから」
「えー…それならなおさらジミンちゃんの欲しいものとか買った方が…」
新しい服とかきっと必要なはずだ。
「いいの！僕がヌナに美味しいもの食べさせてあげたいだけなんだから。
はい、もう決まりね。ごちそうさまでしたー」
早口でそう畳み掛けると、さっさと食器を片付けてキッチンに行ってしまった。
悪いなぁと思う気持ちと、彼の気遣いが嬉しい気持ちが相まってなんだか複雑だった。
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
