ジミン先生５ ページ46
「そんなことないよ。ヌナが一番可愛い」
「もージミンちゃんてば。気を遣わなくていいんだよ」
あはは…と笑いながら肩を叩くと、意外にもムッとした顔をされた。
「僕にはヌナが一番可愛く見えるよ」
真剣な目で見つめられる。
なんだかどきどきした。
「えっと…あ、ありがとうございます…」
とりあえずお褒めの言葉を素直に受け取った。
「ほんと可愛い。ヌナアイドルになればよかったのに」
「いやいや、言い過ぎだよ」
ジミンちゃんはにこにこといつまでも動画を眺めていた。
「美味しかったねー」
「うん、ごちそうさまでした」
ジミンちゃんがペコっと頭を下げた。
そしていつものように手を繋ごうと近寄るとお酒を飲んでいたせいか少し足がふらついた。
「大丈夫？」
「あ、ごめん。ありがと」
ジミンちゃんがすぐに私の肩を支えてくれた。
「ほら、つかまって」
にっこり微笑みながら彼の腕が差し出される。
せっかくなので思い切りしがみついてみた。
「えへへ」
「わっ、びっくりした。そんなに酔ったの？」
ジミンちゃんが驚いて私を見る。
「うん…酔ったの」
本当はそこまで酔ってない。
だけど、なぜだか今日はもっとジミンちゃんにくっつきたいと思ってしまったのだ。
この気持ちは一体なんなんだろう。
単に人恋しいだけかな。
あまり深くは考えないことにした。
「ふふ…もう、しょうがないなぁ」
口ではそういいつつ表情はどこか嬉しそう。
「さーお家に帰ろう」
そう言って駅に向かって歩き出した。
「ジミンちゃんって見かけによらず結構筋肉あるんだね」
二の腕をモミモミしてみる。
「一応鍛えてるからね」
「そうなんだー」
程よい弾力がクセになり揉み続けていると
「ちょっとヌナ、いつまで揉むの？」
「あ、ごめん。痛かった？」
「ううん、痛くないよ。……むしろ気持ちいいけど…」
「え、そうなの？マッサージ的な？」
「うん…まぁ、そうかな」
なぜか少し恥ずかしそうに目を逸らした。
「へへ、ごめんね。自分の腕と違いすぎて新鮮で」
「そんなに違う？」
「そりゃ違うよー。ほら、触ってみて」
腕を差し出すとジミンちゃんが一瞬目を見開いた。
「え…」
「なんにも鍛えてないからプニップニだよ」
わかりやすいように自分で揉んでみた。
「じゃ、じゃあ…ちょっとだけ」
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
