アイドルがやってきた６ ページ39
----ここからヌナ目線----
「……ん……あれ？」
目がさめるとソファーに寝かされていた。
「あ、ヌナ起きたの？大丈夫？」
キッチンで洗い物をしていたジミンちゃんが振り向く。
「うん…あ、２人は？」
「少し前に帰ったよ。明日も仕事があるって」
「そうなんだ…。あーもー、初対面なのに酔いつぶれるとか恥ずかしいー」
楽しくてつい飲みすぎてしまった。
「ふふ、気にしなくていいよ。
２人ともヌナに会えて楽しかったって言ってた」
「ほんとー？てかごめんねー、後片付けとか全部やってもらっちゃって」
テーブルの上がキレイに片付けられていた。
「いいよそんなの。それより体平気？お水飲む？」
「ちょっと頭痛いけど大丈夫。そしてお水ほしいー」
「はいはい」
ジミンちゃんがにこにこしながらグラスに水を注いでくれた。
「はぁ…それにしてもイケメンだったなぁ」
テヒョンくんとぐぅちゃんの顔を思い出す。
「ヌナはあの２人ならどっちがタイプ？」
隣に座ったジミンちゃんが顔を覗き込む。
「私はジミンちゃん推しだからなぁ」
「はは、嬉しい。ヌナは僕のペンだね」
「そうだね！ジミンちゃんがアイドルになったら間違いなく追っかけるよ」
アイドルが好きだったのなんて大昔の話だけど、ジミンちゃんがデビューしたらそりゃどこまでも追うよね。
「ふふ、僕はもうアイドルにはなれないけどね」
「どうして？あの２人もいつかは同じグループにって言ってたよ？」
「それは無理じゃないかなぁ。年齢のこともあるし。僕はダンサーとして舞台に立てたら十分だよ」
ジミンちゃんはそう言って微笑んだけれど、私は何かが心に引っかかった。
「本当の本当にそう思ってる？」
目をじっと見つめて聞いた。
「どうしたの？ヌナ」
ジミンちゃんが驚いている。
「私ジミンちゃんはアイドルの素質あると思う。
今は無理なのかもしれないけど、いつかチャンスが来るかもしれないじゃん」
「ヌナ…」
「ほら、ダンスもすっごく上手だしさ！
頑張ってたらどこかのプロデューサーさんに見初められていきなりデビュー！とかもあるかもしれないし」
うん、言ってたら本当にそんなことあるような気がしてきた。
「もう、ヌナは…。ほんと優しいね」
にこっと笑うジミンちゃんの目が少しうるんで見えたのは気のせいじゃないと思う。
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
