ジミンちゃんと付き合っています。３【完】

サプライズバースデー１１ ページ18

「リボン、可愛いから付けたまましよっか」



ベッドに降ろされ、両手を頭の上に置かれた。



そのままジミンちゃんが私の体に跨ると、素早く服がめくられる。



「ん……っ……」



唇が肌をなぞるように触れるとぞくぞくしてくる。



手の自由を奪われているせいか、まるでジミンちゃんに全てを支配されているような錯覚を起こしそうになった。



「ふふ…どこもかしこも敏感だね。



縛ってるせいかな？いつもより反応いいね」




そう言って愉しそうに指を這わせる。




「や……そんなこと……っ…」



「ヌナってやっぱりいじめられるの好きだよね…


ここも…もうこんななってるし」




足の間に手を潜り込ませると、敏感な部分に触れる。



「あ……だめ……」



「だめじゃないくせに…。



もっと触って欲しいでしょ…？」



直接的な言葉を引き出そうと、焦らすように太ももを撫でた。



「…やぁ……いじわる……しないで…」



「じゃあ、可愛くおねだりできたら…ヌナが求めてること全部してあげる」




にっこりと天使のような笑顔を浮かべているのに、言ってることは悪魔のように意地悪だ。



でも…



私はこの愛しい悪魔にはどうあがいても逆らうことはできない。




「はぁ……おねが…い。もっと……さわってぇ…」



気づけばはしたなく腰を揺らしながらそう口走っていた。




「ああ…もう、最高に可愛い…。



気持ちいいこといっぱいしようね」




ジミンちゃんは満足げに目を細めて頰にキスをくれた。







「じみんちゃ……っ……」



「はぁ…ヌナっ……すごい…溶けちゃいそう…」



「ん……だいすき…っ」



「…っ……僕も…ヌナだけが…大好きだよ…」




二つの体が一つになるように隙間なく肌を合わせ、本能の赴くまま何度も求めあった。






「跡、付いちゃったね」



ジミンちゃんが少し赤くなった手首を撫でる。



「これくらいならすぐ消えるよ」



「ごめんね。縛ったりして…痛くなかった？」



「大丈夫だよ。ジミンちゃん、優しくしてくれたし」



にこっと微笑むと、ホッとしたように彼も表情を崩した。



「なんかね…こうすることでヌナがどこにも行かないんだって思えて、安心できたんだ」



「ジミンちゃん…」



「今日ヌナが部屋を出て行こうとした時も、鎖に繋いで閉じ込めようとか考えたり…



自分でもおかしいって頭ではわかってるんだけど、心が付いていかなくて」

サプライズバースデー１２→←サプライズバースデー１０

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す