ジミンちゃんと付き合っています。２

プロ彼女１０ ページ4

JM「ごめんヌナ、言いすぎた！泣かないで」



ジミンちゃんが焦ったように顔を覗き込む。



TH「あーあー、泣かしたー」



JM「ちょっと黙って」



TH「おーコワ」



テヒョンくんが肩をすくめた。



「ううん…私がいけないの。


寂しい思いさせてごめんね…」



急いで涙を拭うとジミンちゃんがそっと髪を撫でる。



JM「ねぇヌナ…。



ヌナは充分過ぎるくらい最高の恋人だよ？



地位や名誉なんてなくても、そのままのヌナが大好きだし、ずっと隣にいてほしいと思ってるから」



優しい声でそんなことを言われたらついに涙腺が崩壊した。



「うう…ありがとぉ……ジミンちゃん……ぐすっ」



JM「あー泣かないでー」



ぎゅっと抱きしめられると久しぶりのジミンちゃんの香りに胸が苦しくなった。




TH「お二人さん、盛り上がってるとこ悪いけどもうすぐマンション着くよ」



JM「あ、もう着くんだ。



ありがとね、テヒョンア」




TH「いいぜー。なんかスリルあって面白かったし」



テヒョンくんがニカッと笑った。




そしてマンションの地下駐車場に到着すると送ってもらったお礼を言って車を降りる。



TH「じゃーなー。二人とも仲良くしろよ〜」



ひらひらと手を振って彼は颯爽と走り去っていった。






JM「落ち着いた？」



「うん…」




部屋に上がってもまだメソメソ泣く私をジミンちゃんが優しく慰めてくれていた。




「だめだな…。ヌナを泣かせるなんて最低だ。


ごめん…」



「ジミンちゃんはわるくないよ」



勝手に私が泣き出しただけのことだ。



「ヌナから連絡なくて、近くにいるのに会えない日が続いて…本当にきつかった」



「うん…私も会いたかったよ」



「仕事頑張ってるヌナは素敵だけど…


もう僕のことほっとかないで。


寂しくて死んじゃうから」




そう言ってぎゅうっと私を抱きしめた。




「うん、ごめんね。


もう絶対ジミンちゃんに寂しい思いさせない」




私からも背中に手を回して抱きつく。





「…仲直りのキスしたい」



ジミンちゃんが耳元で囁いた。



そして体がゆっくり離され、彼の綺麗な瞳を見つめていると両手で頰を包まれる。




「…んっ……」




ジミンちゃんが私の唇をぺろりと舐めたかと思ったらそのまま舌が口内に滑り込んだ。



「ふ………っ……」



息継ぎさえも許さないと言わんばかりの激しいキスに頭の芯が痺れる。



「ん……くるし……」

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