ジミンちゃんと付き合っています。２

攻守交代７ ページ17

「キスマーク…付けたらまずいよね…」



この美しい体に私のしるしをつけてみたい。



そう思ったら口走っていた。




「いいよ。付けて…」



「ほんとにいいの？」



「うん…。ヌナのキスマ、僕も欲しい」



その一言で私の迷いは吹き飛び、まるで引き寄せられるように肌に唇を這わせた。




「…っ」



胸元の薄い皮膚を少し強く吸うと、そこだけほんのり赤みがさす。



「…付いた」



ジミンちゃんの白い肌に落とされた小さな赤い所有印がひどく扇情的に映る。




「ねぇ…ヌナ……」




ジミンちゃんが少し掠れた声で名前を呼ぶ。



そして、さっきから主張しているそれを私の太ももに擦り付けてきた。




「うん…すぐに気持ちよくしてあげるからね」



安心させるように優しく撫でる。



ぴくっと反応するのが可愛いくて自然と笑みがこぼれた。





「は……っ………」



だんだん余裕がなくなってきたジミンちゃんが苦しげに眉を寄せる。



その色っぽい表情を一秒でも見逃したくなくて食い入るように見つめていると、




「も……そんな目で……見ないで」



視線に耐えかねたのか手で顔を覆ってしまった。




「ん……ジミンちゃん……かわいいよ…」




感じているジミンちゃんがもうどうしようもなく可愛くて、愛しくて…気が狂いそうだ。




「あ……しゃべっちゃだめ……っ」




いつもより敏感になっているのか、些細な刺激にも反応してしまうみたいだ。




「…ん………きもちい？」



「うん………きもち、いい…」



「はぁ……ジミンちゃん…大好き」



永遠にこうして触れていたいなぁ…なんてことをぼんやり考えていると、



「僕も……ヌナにさわりたい…」



少し上体を起こしたジミンちゃんが私の髪を撫でた。



「……も少し……がまんして…………ね？」



「っ……は……」




まだこのかわいいジミンちゃんを見ていたくてつい意地悪を言ってしまう。




「……もう……いつでもいいからね…」




そろそろ限界が近そうだったので目を合わせてにこっと微笑むと、



「…っ」




唐突に肩を掴まれて体を引き剥がされてしまった。




「え？」



突然のことに驚いていると、




「も……いいよ…」




切羽詰まったような表情で見つめ返される。



「あ…ごめん。もしかして、よくなかった？」



「ううん、違くて…てか、その逆……」



「？」




キョトンとしている私の頰にジミンちゃんがキスをした。

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