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114話 ページ16

「お疲れ様でした。後からお給料を払わせていただきますね。今日だけで二ヶ月分の売り上げです! アズールも喜びますよ」

だいぶ疲れた……。ぐったりしていると、奥からあずーるさんが出てきて、咄嗟にじゃっくの背中に隠れた。

「では大変お待たせ致しました。VIPルームの準備ができましたので、どうぞこちらへ。ジェイド、フロイド、お客様にお茶のご用意を」

「かしこまりました」

ふ、ふろいどさん……そんな畏まった挨拶できるんだ。失礼ながらも驚いていると、ユウ君達は行ってしまった。
一人ぽつんと残されてしまったと思ったのに、二人はまだここにいてくれた。

「ね、イルカちゃん。何飲みたい? 食べ物でもいいよ」

「え!? あの?」

「僕達が監督生さん達と話している間、少し一人にしてしまうので。何か食べながら待っていてくださいね」

お言葉に甘えて、少し気になっていた『くりーむそーだ』とやらを頼む事に。程なくして、紅茶と共にふろいどさんが持ってきてくれた。

「じゃ、オレら紅茶届けてくるから、大人しく待っててね〜♡」

「ありがとうございます」

綺麗な緑色の液体から、こぽこぽと泡が出ている。
上に乗せられたあいすくりーむが、ゆっくりと溶けて沈んでいく。
すとろーのとは別にすぷーんがついてるって事は、これであいすくりーむを食べるんだね。

「いただきまーす」

一口めろんそーだを飲んでみると、ぱちぱちと何かが舌の上で弾けた。びっくりしたし、ちょっと痛かったけど、これはとっても楽しい。
すぷーんで、あいすくりーむを掬った。ちょっとだけめろんそーだも一緒に。
同じく弾けたけど、あいすくりーむのおかげでちょっと、とろっとしていてまた美味しい。
いろんな食べ方が試せるとても楽しいものだ……!

そういえば私、何しに来たんだっけ? 働きに来たわけじゃないし。あの双子の話し相手になるんじゃなかったっけ?

来た意味が本気でわからなくなって、くりーむそーだもなくなった。
流石に食器をそのままにするわけもいかず、台所で食器を洗っていた。洗い終わった頃、全員がこっちに戻ってきた。

どうやら取引に成功したみたいだ。でも、ユウ君はおんぼろ寮を取引材料にしてしまったらしい。
でも、三日後までに…………何ちゃら博物館かから写真を持ってくれば、いそぎんちゃくの集団を解放してくれるし、おんぼろ寮も返してくれるんだとか。

ユウ君達がおんぼろ寮を見にいく間、私はじゃっくに送ってもらう事になった。

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オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時

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