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113話 ページ15

流石に見ていられなくて止めに入ると、じゃあ手伝いをしてもらおう! という話になった。何故だ。
接客の仕事はした事があるけど、この世界でとなると、難しい部分がある。

「厨房に入ってもいいなら入りますよ」

「オレらは別にいいけど、作り方とかわかる?」

「少々お時間をくださるなら、調理法は全て覚えますから」

そう言うと、ふろいどさんは私もお店の裏に連れて行って、調理法が書いてある本を見せてくれた。それを見ながら、台所に置いてある調味料の位置を教えてもらう。

「イルカちゃんに可愛いドレス着てもらおうと思ったのにな〜」

「ごめんなさい、接客が嫌、とかそういう訳じゃないんですけど、お品書きをちゃんと言えるかどうかの自信がなくて……」

「オシナガキ? ああ、メニューのこと? そんなの適当に渡せばいいのにさ。イルカちゃんって優しいよね〜」

よし、大体は覚えたし、あとは勘でいいか。
じゃけっとを脱いで、ふろいどさんにもらったえぷろん、という服が汚れないようにするものを着けた。髪はさっき、けいとさんが結び直してくれてたから、そのままでいい。

「行きますか!」

「オッケ〜」

えーでゅーすさん、ユウ君やじゃっくがとってくる注文の品を、次々と作っていく。自分で言うのもあれだけど、初めてにしては上出来な気がする。

「イルカちゃん、料理めっちゃ上手じゃん! スッゲ〜!」

「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいです。自分でもちょっと思ってましたよ。昔、食事処で働いていた事もありますし、普段は自分で作ってましたしね」

それでも、どれもこれも始めて作るものばかりだし、使う調理器具も、初めて見る者ばかりなんだけどね。

料理がひと段落したら、全身でお皿を洗ってるぐりむを手伝おうと思ってたんだけど、何故か注文は増える一方。女子の作った料理が食べられるとの噂が人を呼び、もすとろ・らうんじはお客さんで溢れていた。

「…………流石に多すぎませんか?」

後ろで甘味を作ってるふろいどさんが、段々と苛立ってきている。思いっきりまな板に包丁突き刺してた時は、流石に怖かった。すぐ私に気付いて謝ってたけど。

あとでお給金を請求させてもらおう。これは大変すぎる。何とか最後の注文品を作り終え、本来客席であるはずのそふぁに座り込んだ。
ごめん、ぐりむ。お皿洗いをする気力は残ってない。ユウ君もじゃっくも、疲れ果てた顔をしている。この後、あずーるさんと話さなきゃいけないのに、大丈夫かなぁ。

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ラッキーカラー

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オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時

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