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100話 ページ2

あれから二日。特に不満もなかったため、私は相変わらずさばなくろー寮で面倒を見てもらっている。
変な寝間着(兎の耳がついたピンクの寝間着らしい。短ぱんには、尻尾がついていた)を渡されて、最初はどうなるかと思ったけど。

目が見えるようになるまでは、ユウ君達と同じ学級にしてもらえて、学校内では三人(と一匹)のお世話になっている。

「壁伝いに歩くのも上手くなってきたね」

「うん、学校内はある程度頭に入ってますし」

ユウ君に荷物を持ってもらって、壁を触りながら歩く。移動教室が一番面倒くさい。大変だし、角で誰かにぶつかったら…………

「うわっ!」

「ひゃあ!?」

言ってるそばから誰かにぶつかった。うーん、声的に知り合いではないらしい。
謝ってるのに、何故かすごい文句を言われる私たち。流石に見過ごせなくて、言い返してやった。

「謝ってるのにそんな言い方はよくないんじゃないですか?」

「お前が見てんのおれじゃねえよ。その態度がムカつくって言ってんだよ! 平たい胸族が!」

「んなっ……!!」


人が一番気にしてる気にしてる事を……!!
罵詈雑言を浴びせてやろうと思った瞬間、何かふわふわであったかいものに包まれて、腰に手が回された。

「仔犬に変な事を言うなは辞めてもらおうか?」

くるーうぇる様!? 何でこんな所に……! てことは、私今抱き寄せられてる!?

「こいつに文句を言いたいのなら、こいつよりいい成績をとってからにしろ、駄犬共」

恐らく、くるーうぇる様が睨め付けたのだろう。失礼な事を言ってきた人達が遠ざかる足音が聞こえてきた。

「大丈夫か、仔犬」

「はい、ありがとうございました、くるーうぇる様!」

「フッ、今見ているのは違う方向だぞ…………と、言いたいところだが、ちゃんとこっちを向いている。偉いな、Good girl」

気を付けろよ、そう言ってくるーうぇる様はいなくなってしまった。

「うわ、先生イケメンだね……」

「そうですよね! さ、ユウ君。授業に遅れちゃう、行きましょう!」

ユウ君には、少し敬語を外してきてる私であった。



******************

リクエストの『包容力(物理)のあるクルーウェル先生』でした!

何とシリーズ第3弾!! 驚きですほんと。これからバンバン更新していくので、高評価、お気に入り登録、コメント、リクエスト!! よろしくお願いしますネ!!



しじみ様、リクエストありがとうございました!

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オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時

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