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「君の名前は？」
しっとりと耳触りの良い、落ち着いた声。
それに乗せられるように、自然と言葉を零していた。
「キヨ」
「キヨ…？」
名乗った途端、Aさんは訝しげな表情で顎に手を添えた。
もしかして、俺の事知ってる？
「いや、すっきりしてて、君にピッタリだと思ってさ」
含みのある笑顔。
それより、と彼は声の調子を変えた。
「こんな時間にどうしてここへ？」
ごもっともな疑問に俺は、肩を竦めつつ事の成り行きを説明した。
＊
なんでこんな事になってるんだろう。
そもそも、ほとんど知らない人に話して聞かせるような類の話では無かったのに。
「まあほら、辛い事は呑んで忘れて」
「もうキツいっすよ、Aさん…」
余計なものが一切ない、纏まった印象の彼の部屋にて、俺は何故か大量の酒を呑まされていた。
はじめは綺麗だった部屋も、次第に缶やら空き瓶やらが散らばっていく。
もうかれこれ二時間は呑んでいるのだが……
この人は恐らくザルなのだろう、全く酔った素振りを全く見せない。
すっかり酒の回った頭を振ると、カーテンの隙間に明るみ始めた空があった。
酩酊し、既に半開き状態だった俺の目は、それを視認すると、丁度電池の切れたロボットのように外界の全てをシャットアウトしたのだった。
−−−−−
またしても眠ってしまったらしい。
やはり疲れが溜まっていたのかもしれない。
Aさんが運んでくれたのだろう、ふかふかのベッドはとても寝心地が良かった。
少しずつ目を開くと、すぐ目の前にAさんの寝顔がある事に驚き、飛び起きる。
しかも、お互いの服装。
俺は白いバスローブを身に纏い…Aさんは何も装備していなかった。
ベッドの足元に置かれたカゴに、丁寧に折り畳まれた俺の服が入っている。
おまけに、何だか全身が痛いような。
特に腰の辺り。
これって…これって、もしかして……
「AさんAさん！！！」
「うん…ん〜？あぁ、キヨ君起きたのね。おはよう」
「おはよう！！じゃなくてこれ、どういう状況なんですか！？まさかだけど、もしかして−−」
「−−もしかして、ヤっちゃったんですか…！！？」
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シキ(プロフ) - 右京大河#ポン酢さん» こちらこそ、その節はありがとうございました…！タグ外れちゃってることにすら気がついてませんでした、早く機能に慣れたいです… (2015年11月2日 8時) (
レス) id: f58230f317 (このIDを非表示/違反報告)
右京大河#ポン酢(プロフ) - フラグの訂正ありがとうございます！タグ、キーワードの方もはずされてしまったんですね……、タグやキーワードは付けたまんまでも大丈夫ですよ！ (2015年11月2日 0時) (レス) id: 883254d15d (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 右京大河#ポン酢さんと同意見です。小説の説明でストップをかけても占いツクールの同性愛はフラグをたてる決まりになっていますのでフラグをたててください。 (2015年10月30日 11時) (レス) id: 49834b8173 (このIDを非表示/違反報告)
右京大河#ポン酢(プロフ) - 沢山います。それでも夢小説や同性愛を書きたい人も読みたい人も沢山います。なのでこのジャンルで皆さんが活動を続けるためにもご協力お願いします。長文失礼しました。少しキツく堅い言い方になってしまってすみません！お話自体はとても面白かったです(●´ω`●)！ (2015年10月30日 11時) (レス) id: 883254d15d (このIDを非表示/違反報告)
右京大河#ポン酢(プロフ) - それとキヨさんレトルトさんのカップリング、同性愛を書くようでしたら18禁フラグを立てるようお願いします。占ツクでは同性愛はフラグものですのでルールを守るようにお願いします。このジャンルはとても危険です。夢小説だって同性愛だって気持ち悪いと思う人も (2015年10月30日 11時) (レス) id: 883254d15d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シキ | 作成日時：2015年10月5日 21時
