異次元能力の新プロデューサー【QK】

加入と経緯 ページ1

izw side

渡辺「あっちょっ、聞いてくださいよ伊沢さんー！」

先日夜遅くまでサッカーの観戦があってなかなか寝不足な中、オフィスに到着して一番にいつもより少しテンションの高いこうちゃんにいきなり話をふられた。

「…なに？」

最近新調したばかりのスニーカーを脱ぎながら雑に返事をする。

渡辺「どうやら今年の東大新入生挨拶、女の子だったらしいですよ！！」


…一体それがどうしたってんだ…。
毎年、東京大学の入学式には大勢学生が参加する。
今年はまぁまぁ多い3400人程度が無事合格したみたいだった。新入生挨拶ってのはその中で最も総合点数が高かった人が選ばれる。例年では男子が当たり前のようだったけどそりゃ女子だってあり得るでしょ…

「ふーん…」

渡辺「もぅ何ですか…興味なさそうに…
　 でもでも驚くのはそこじゃないんですよ！
　 なんとその子まだ17歳らしいです！
　 しかもあの理科三類へ満点合格！！」

「………は？」

確か東大は飛び級受け入れ制度あった気がしたけど…
まだ高2の予定だったってこと？そんな子が3400人よ中でトップで入学？しかも東大の中で一番偏差値高い理科三類で満点？そんなのありえる…？

「うわ…まじか…会いてぇ」

渡辺「ほらぁ伊沢さんなら絶対乗ってくると思いましたよ！笑俺も気になってたんで会い行きましょうよ！」


まぁ1度興味に駆られたら行動せざる得ないし…

「行ってみるかぁ…」

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