にじいろFamily #6

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橙色side

黄｢へっくしゅんっ、ｽﾞｽﾞ｣

さっきから、クシャミしてばっかり。
鼻水くらいかみや。

赤｢じゅんた、かぜ？｣

｢な、ずっとクシャミしてんな｣

赤｢うん｣

黄｢っ、くしゅんっ、｣

いや、かわいい(笑)

｢じゅんたくーん、寒いなら上着着てくださーい｣

黄｢はーい｣

って言いながら、ソファに移動してきた。

赤｢あきと、おなかすいたね｣

｢せやな。なにがいい？｣

赤｢んー……おいしいもの！｣

｢聞く人間違えた(笑)｣

赤｢えー！おいしいもの！おいしいもの！｣

俺の腕に抱きついておねだりしてくる。

いや、こういう時ってさ、『あきとが作ってくれたらなんでも美味しいよ(はーと)』

みたいなのないわけ？

｢淳太くんは何がいいの？｣

振り返ると、

黄｢…あったかいもの｣

｢…｣

黄｢…てかいらん｣

｢ねぇ、｣

黄｢…なに｣

｢しんどい？｣

黄｢…いーや？｣

首元を触れば確かに熱を帯びていた。

｢…やったなぁ？(笑)｣

黄｢…なにが？｣

｢気づいてるくせに｣

黄｢…しらん。｣

｢はいはい。じゃあ、ごゆっくり｣

こういう日は無駄に心配しても逆効果。


ソファで꜀( ꜆-ࡇ-)꜆←こんなんなってる淳太くんを横目に、だいを抱えてキッチンに移動した。

赤｢ともは？｣

｢まだ起きとらんよ？｣

赤｢…ふーん｣

｢なぁに、会いたいの？｣

赤｢べ、別に。｣

昨日喧嘩したばかりの2人。
てか、ここ最近毎日のように喧嘩喧嘩。

それはそれは、大変なわけで。

その喧嘩の理由もしょーもないもので。

黄『なんで喧嘩したん？』

赤『ともが赤より緑の方がきれいって言うたから。』

黄『どうでもいいわ。』

また別の日は、

『あーあー、そんな泣いてどないしたん？けんかしたん？』

緑『うわぁぁぁあんっ、ｸﾞｽﾞｯﾋｯｸ、だいがぁっ、ぶつかってきたぁあっ！』

赤『そこ、せまかってんもん！』

『…』

たしかに、狭かった。なんで2人で通ろうとしたの？ってくらい。

青『だい、なんで怒ってるん？』

赤『…』

紫『だーい？』

赤『…レッドが…』

青紫『『ん？』』

赤『…れっど、まけちゃったんやもん。』

どうせ次回勝つやん。

そしてまたある日は、

赤『もぉ！』

緑『ねぇえ！いやや！』

桃『…うるっさいな。』

赤緑『『ひっ、』』

桃『喧嘩するんならあっちでやってき？』

赤緑『『…』』

そんな落ち込むんなら喧嘩なんてすな。

毎日これ。
考えてみて？

ほら、大変やろ？(笑)

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