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ページ17

桃色side

P.M.1:30。

昼寝をさせてから、1時間半が経ったから、寝室に来たんやけど…

「…かわええ」

俺はもう、『かわええ』以外の言葉を喋れんくなったんやろ。

さっきから、かわええしか言っとらん。

でも、常に天使なこのふたりが、同じ布団で抱きしめあって寝てて、その抱きしめ方もな?

大毅が、ともを守っとるみたいな感じで、なかなか頼もしいんや。

ニヤニヤとまらん。

てか、こんなの起こされへん…!

緑「…だぃ、」

赤「…とも…」

天使や。天使や天使や天使や。

なあなあ、誰が、夜寝なあかんって決めたん?

別にええよな?昼寝ても。

「…とも、だい、起きて」(コソッ)



とてつもなく小さい声で起こしてみたけど、なかなか起きひん。

しゃーないよな。うん。起きひんのやもん。
俺は起こしたで?

あー、起きて欲しかったな。

ポケットに入っていた携帯を取り出して、写真撮影をする。

もちろん。音は出ないようになっとる。

ええ感じの角度で撮ったあとに、動画を撮る。

と、気がつけば、もう2:00になりそう。
え、誰か帰ってくるっけ?もし、帰ってきたら…

ガチャ

「っ!?」

?「ただいまぁー」

あかん!あかん!

「だ、だい!とも!起きて!なぁ!」

急いで起こす。と、

緑「っ、!んっ、なにっ、」

赤「…んぅ、」

緑「うぅ、ひっく、グズッ」

「え、泣くん?」

だいは、2度寝。そして、ともは、

緑「うぇぇぇんっ、グズッ」

「え!ごめんな?泣かんといてやぁ」

緑「いやぁぁああっ、」

そこに、

橙「なにしてん?」

はい。おわた。

「…ん?」

振り向いて出した声も、間抜けな顔も、全てにおいてダサかったと思う。

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作者名:kana | 作成日時:2021年1月11日 23時

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