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桃色side
P.M.1:30。
昼寝をさせてから、1時間半が経ったから、寝室に来たんやけど…
「…かわええ」
俺はもう、『かわええ』以外の言葉を喋れんくなったんやろ。
さっきから、かわええしか言っとらん。
でも、常に天使なこのふたりが、同じ布団で抱きしめあって寝てて、その抱きしめ方もな?
大毅が、ともを守っとるみたいな感じで、なかなか頼もしいんや。
ニヤニヤとまらん。
てか、こんなの起こされへん…!
緑「…だぃ、」
赤「…とも…」
天使や。天使や天使や天使や。
なあなあ、誰が、夜寝なあかんって決めたん?
別にええよな?昼寝ても。
「…とも、だい、起きて」(コソッ)
…
とてつもなく小さい声で起こしてみたけど、なかなか起きひん。
しゃーないよな。うん。起きひんのやもん。
俺は起こしたで?
あー、起きて欲しかったな。
ポケットに入っていた携帯を取り出して、写真撮影をする。
もちろん。音は出ないようになっとる。
ええ感じの角度で撮ったあとに、動画を撮る。
と、気がつけば、もう2:00になりそう。
え、誰か帰ってくるっけ?もし、帰ってきたら…
ガチャ
「っ!?」
?「ただいまぁー」
あかん!あかん!
「だ、だい!とも!起きて!なぁ!」
急いで起こす。と、
緑「っ、!んっ、なにっ、」
赤「…んぅ、」
緑「うぅ、ひっく、グズッ」
「え、泣くん?」
だいは、2度寝。そして、ともは、
緑「うぇぇぇんっ、グズッ」
「え!ごめんな?泣かんといてやぁ」
緑「いやぁぁああっ、」
そこに、
橙「なにしてん?」
はい。おわた。
「…ん?」
振り向いて出した声も、間抜けな顔も、全てにおいてダサかったと思う。
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作者名:kana | 作成日時:2021年1月11日 23時