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あぁ、やばいやばいやばい！
絶対 居眠りしていたことを怒られるんだ、だってあのグレーの髪の男性、めちゃくちゃムスッとしてるもん！
「 失礼します… 」
そーっと近づいて席の傍に立つと、グレーの髪の男性が「 あんたさ 」といきなり口を開くもんだから、私は条件反射でお爺さんにしたように何度も頭を下げた。
「 居眠りしてごめんなさいっ、不快な思いをさせてしまいました！ 」
「 いや、それは別にいいんだけどぉ 」
「 部活終わりって聞いたわよォ？ 疲れてるのね。ふふ 」
グレーの髪の男性はバツが悪そうに頬をかいて、金髪の男性は両手を頬に当てて女の子顔負けの笑顔を見せた。
黒髪の男性は、寝ている。
「 えっと、じゃあ私に何か御用でしたか？ 」
「とりあえず、そこ座って 」
そこはグレーの髪の男性の正面、金髪の髪の男性の隣。
言われたままの「 失礼します 」と腰を下ろしてから疑問の目を隣に向けると、金髪の男性が「 アタシも分からないわァ 」と肩を竦めた。
「 えっと、自己紹介からだよねぇ。俺は瀬名 泉。そっちが鳴上 嵐で、ここで寝てるのが朔間 凛月 」
「 よろしくねェ。アタシと凛月ちゃんは今年で二年で、泉ちゃんは三年なの。あ、でも凛月ちゃんは泉ちゃんと同い年よォ、留年してるから 」
瀬名さんと朔間さんが私と同い年で、鳴上くんが一つ年下。
けど、朔間さんは一年留年している。
五秒程度でそれらを理解して頭にインプットしてから、私も同じように自己紹介をした。
「 夢ノ咲学院 普通科の諏訪 Aです。今年で三年なので、瀬名さんと朔間さんと同い年です 」
その瞬間、むくっと朔間さんが身体を起こしたかと思うと、赤い瞳を光らせてこちらを睨みつけてきた。
眼光に射抜かれて動けずにいると、朔間さんは一言。
「 苗字で呼ぶの、やめてくれない？ 」
「 へ？ 」
「 やめてくれない？ 」
「 り、凛月くん 」
「 ん、いい子 」
そして何事も無かったかのようにまた横になって寝息を立て始めて、私は呆然としてポカンと口を開いてしまう。
「 ごめん。ちょっと色々あるんだけど、とりあえず名前で呼んであげて 」
「 はい 」
「 あと、俺らも名前でいいよ。歳も同じなんだし、もっと砕けた口調で構わないから 」
瀬名さんに言われて、私は彼らを 泉くん、嵐くん、凛月くんと呼ぶことにした。
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ここち(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！ 自己満小説になっていないかと思っていたので、そういった意見をいただけて本当に嬉しいです。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月3日 14時) (
レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
momo - めっっっちゃ好みです。。。Knights大好きだし話の展開っていうかもう色々ドストライクすぎてイッキ読みしてしまった、、あと泉くんイケメンすぎて惚れました…続き凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2021年10月3日 1時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ | 作成日時：2021年9月23日 4時
