長男からの超難問【鬼滅の刃】

問12 ページ13

「あれ？みんないるの？」



私とカナヲもみんなの円の中に入る。

するとカナエさん、生物教師の胡蝶カナエ先生がコソコソ、と話し出した。



「Aちゃん、竈門炭治郎くんと付き合ってるって言うのは本当なの？」









「は？」





どこ情報ですかそれ。


続きを言うよりも先に混乱が来てしまって頭がぐらぐらする。



「あの、私……竈門くんに振られたはずですけど…」



訂正をするとしのぶさんもアオイ先輩もぎょっと青ざめた顔になる。


「A、落ち着いて聞いてくださいね、

先程炭治郎くん達に会った時、彼本人がみんなに言いふらす様に話していたんです。」





衝撃の事実に口を開けたままぼーっとしてしまう。


なんで？？？

そう聞こうとするとちょうどよく予鈴がなる。



「ああ、もう時間だわ。行かなくちゃ。」


早めにカナエ先生は退室して後で続き聞かせてねー！と言いながら階段を降りていった。


「私も失礼します。」


そう言ってアオイ先輩も降りていった。


アオイ先輩には悪かったかな。

それに平気な顔してるけどカナヲにも。


カナヲやアオイ先輩、竈門くんのこと好きだったんだと思う。


「……しのぶさん、どうして私は竈門くんと付き合ってる設定なんでしょう。」



しのぶさんに聞いても答えが返ってくる訳では無いけど混乱と申し訳なさで頭がおかしくなってしまう。



しかも張本人が言いふらしてたことに驚きだ。



「………………炭治郎はAのこと、好きだと思うけど。」



落ち着いたように淡々と話し出すのは今まで一言と話さなかったカナヲ。

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