40話 ページ41
ASide
一人一人が思うことはあっただろうけど、ちゃんとリスナーさんに報告してくれたみたい。
お礼の電話いれなきゃ。
こ「ッ…もしもし!」
『もしもし…どしたのさそんなに大声出して』
さ「A?!」
『配信聞いたよ。ありがとね』
こ「うん…グスッ……」
『ころちゃん……泣かないでよ。また一緒にバカ騒ぎするってば』
こ「ん…そうだね」
さ「ちょころん!俺にかわって」
こ「えー…A〜さとみくんにかわるね」
さっき会えてないし、久しぶりに話すような気がする。
『りょうかーい』
さ「元気?!A大丈夫だった?!」
『うるさいうるさい』
さ「A〜!会いたいよ〜!!」
『だからうるさいってww』
さ「質問に答えなさい!!」
『ごめんなさい!お父さん!』
さ「お母さん誰?」
『なーくんでしょ』
な「え?!」
『ちっちゃく「え?!」って聞こえたんだけどww』
さ「まじか〜。俺なーくんと結婚してんの?ww」
『そうそうww』
久しぶりにさとみくんと話した気がする。
な「www」
さ「ちょっとスピーカーにするわww」
『おけw』
り「A〜!」
『莉犬くん?どした?』
り「いや改めて無事でよかったってこと伝えたくて………」
こ「ちょもう返して!!A!!ほんとに…良かったよ、また行くからじゃあね!!」
『じゃあね?!もう切んの?!』
………あ〜あ。切られちった。
いつもなら暇だったらツイキャスとかようつべとかで配信するけど……。ここ、病院だからできないんだよね〜。
あ、そういやころちゃんに貰ったやつあんじゃん。
でもこの時間帯って結構面白いテレビやってるから、テレビみよっかな。
あ、ほらアメト○クのスペシャルやってる。
運動できない芸人じゃん!超好きなやつ〜!
…………ア○トークがやっていた3時間半はとても楽しい気持ちでいっぱいだった。
だけど、終わってからがとても苦痛だった。
一人で過ごす、静かで冷たい夜。
私がすとぷりに入るまでの日々ととても似ている……と言うより一致していた。
こんなこと思い出しても無駄なのに。
こんなこと考えるくらいなら、メンバーと歩んできた楽しい思い出を思い出そう。
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作者名:瀬。 x他1人 | 作成日時:2019年8月19日 9時