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あれからというもの、買い物済ませた後、
早速私のアパートに2人をお招きしていた。
『どーぞ』
「「お邪魔しまーす」」
流石というものか、見事なハモリだ。()
すると、部屋を見回した竜胆が尋ねてきた。
「…え、お前一人暮らし?」
『そー、親と別居してる』
「…へぇ…」
買ってきたばかりの荷物を部屋の隅に置き、テーブルの前に座った2人。
…何この光景。
なんか私の部屋に似合わないわ。
2人の発するオーラがなんか違いすぎる。
「シャワー借りていい?」
『うん
お風呂場にあるもの何使ってもいいよ』
「さんきゅ」
そう言って笑った蘭。
え……無理しんど。
美形ってまじで直視できないな。
蘭がシャワーを浴びてる間に夜ご飯作ろう。
そう思い立ち上がろうとした時だった。
「あの彼氏もこの家に呼んだことあんの?」
と、突然竜胆がそう尋ねてきた。
『もちろんあるよ』
「へー。」
ただそれだけの返事。
首を傾げると「気になっただけ」と答える竜胆。
「俺らがどんなやつらか分かってる?」
『どんなやつらかって?』
「お前も見たろ
昨日も今日も喧嘩してんの」
真面目な表情でそう聞いてくるけど
…まぁ確かに怖い人達だってことはわかってる。
『2人に初めて合った日のことを友達に話したときに2人の存在を初めて知りましたね』
「なんで敬語?」
小さく笑った竜胆。目の保養。
なんか…気のせいかもしれないけど、
堅い空気を和らげたかった。
『今は怖くないけどね』
「ふーん」
頬杖をついて私の顔をじーっと見つめてくる。
これ、たまにされるけど結構恥ずかしい。
相手が相手だからかな。
「…俺らの事、どこまで知ってんの?」
『え?』
暫くの沈黙の後、
竜胆はそう言って私から視線を逸らした。
『どこまで…って、喧嘩が強いとか六本木のカリスマ兄弟って呼ばれてる事とか…かな』
「何だそれ」
『あ、あと…も、』
「…も?」
『モテる、とか』
「……」
いやなんでそこ無言なんだよ。
するとその時、後ろに人の気配を感じて。
「じゃあ、お前から見たら俺らどうなの?」
突然後ろから聞こえてきた声に驚き咄嗟に振り返るとお風呂に行ったはずの蘭がニヤニヤしながら私の後ろに立っていた。
え、いや、…なんで上半身裸なの。
え??色気の暴力??あれ、お風呂は??
つか刺青入ってんの???
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おもち(プロフ) - yuiさん» コメントありがとうございますっっっ!!!そのオチwwwwこれからもきっとそのオチは続きます!!!www更新頑張りますねぇぇぇ!!!!!ヽ(;▽;)ノ (2021年9月18日 15時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - むーこさん» コメントありがとうございます!!!!一目惚れだなんてえええええ嬉しいいいいいい゚(゚´Д`゚)゚。更新頑張りまくります!!!!!笑 (2021年9月18日 15時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
yui - コメント失礼します!!蘭の「マジで食う__」とか「襲__」とかを竜胆が「兄貴」って言って止めるオチがほんとに好きです!!wこのオチこれからもしてほしいです…!願望で申し訳ございません…これからも頑張ってください!! (2021年9月18日 14時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ(プロフ) - 初めまして、こんにちは!一目惚れしました!!とっても最高です、胸がドキドキです!続きが楽しみです(*^^*)ご無理をされない程度で頑張って下さい! (2021年9月18日 13時) (レス) id: b9e619f014 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 娃莉紗さん» ほ、ほんとですかァァァァ……嬉しいです……!!ヽ(;▽;)ノもうめちゃくちゃ頑張りますっっ!!!!笑ありがとうございます!!!! (2021年9月18日 11時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2021年9月5日 17時