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女はまだ童磨の胸に収まってる。



『……、』




そんな2人を見ていると、だんだん手が震えてきた。


そして童磨はそっと振り返って私を見つめた。
その表情は、いつもと変わらない。

なんで?





イライラとモヤモヤが募りに募った私は思わず
童磨と女を引き剥がした。




「きゃっ……もう、誰?」




女は私を見ると、まるで私が最初からここに居なかったかのような反応を示した。




『……ッ』





先程の童磨のいつもと変わらない表情を思い出して頭に血が上る



どこの馬の骨かも分からないような女に接吻なんかされやがって。

その癖に表情は至って普通とか慣れてるの?




考えれば考えるほど怒りが募っていくのが分かる






「ちょっと、あんた…」



『童、磨』





女が私に何か話しかける前に
私は童磨の手を引っ張った。



「わ、どうしたのA、
そんなに強く引っ張っ……ん、」



『……ッ』





童磨の言葉を遮るように、
彼の首に腕を回して強引に口付けをする。

そして私が主導権を握る。


童磨を壁まで追い込み、押し付けた。



目を開けると童磨と目が合った。
……なんで目開けてるの!?




『……っ、童m…んッ』




思わず口を離そうとしても後頭部を押さえられなかなか抜け出せない。

さすが童磨である、すごい力でビクともしない


一応私も強いのにな……




「んん、…ん……っ」



あれ、おかしいな
さっきまで主導権を握っていたのは私のはずなのに
今は童磨に責められてる。




童磨の目元は楽しそうに細められている。

息継ぎ大丈夫なの、この男は




壁に凭れる童磨に私も凭れ掛かる体勢で少しきつい。
童磨は背が高いから余計に辛い。

足が限界だ




すると腕を引かれ、ぐるりと視界が変わり
次は私が壁に押し付けられた。



深い……っ




『ど、ま……ッ』



「ん、もっと呼んでよ」




こんな状況でも屈託なく笑う童磨。
余裕ぶっこいていて何だか腹が立つ。



抜け出そうともがくも、股に足を入れられ動けない状態に。
彼は背が高いから膝が当たってなんかもう、……





チラリ、と童磨の後ろに目をやると
唖然とした表情でこちらを見つめるあの女。



ふん、どうだ

童磨は私のもんだ


誰にも渡さないからな





『んふふ』



「え、急に何?怖いんだけど……」



『いやあんたには1番引かれたくなかった』





童磨の今の顔が色っぽすぎてまともに見られない、
直視できない。

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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