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男湯の入口付近でしゃがみ込み、息を殺す私。

善逸みたいに耳のいい子があの中に居れば
ここにいることがバレてしまうからだ。


…まぁ、そんな子はいないかもしれないだろうけど…




匂いも勘づかれたら終わりだ。







「ねぇ、あと “ここ” しかなくない?」



「え、ここって男湯?そんなわけないでしょ」



「でも脱衣場に隠れてるかも。
ってか、逃げたのは一体誰だったの?」



「逃げるのは怪しいよね。もしかしてターゲットかな」





“ターゲット”


それは私の事だろう。





だいぶまずい状況になってしまった。




「ちょっと覗いてみる?
脱衣場にいなかったら諦めようよ」


「…そうだね。
相手が誰か分からない以上、関わるのは面倒臭いし」





いやいや、相手が誰か分からないのだったら追い詰めるしかないでしょ。

この子達やる気あんの?


とかこの状況で思ってしまったけど、今はそんな場合じゃない。余裕なんてない。






“ここ” すら覗かれる、と悟った私は
そっと立ち上がり、浴場へと忍び足で向かう。




引き戸を開けると、モワモワと湯気が私を包み込む。




「よし、じゃあせーので覗くよ?」



『(やばっ)』



「せーのっ」




間一髪、ギリギリで引き戸を閉め、ドアから離れた。



ここのドアは今見た時気付いたのだが、締まり切らないようだった。

つまり、隙間から私の姿が見える。



それを防ぐためドアから離れた。







……だが。





「えっ、今…!」



「どうしたの?」


「浴場の引き戸の隙間に誰かが居たような…!」


「私も見たよ。急いで入って行くところ。」





やばいやばいやばいやばい、
なに!?なんでみんなそんなに目がいいの!?





女の子たち3人の言葉に焦っていた時だった。





__「どうしたの?逃げたやつ、見つかったの?」



『…っ!!』





あぁ、この声。
なんでこんな時に出てくるかなぁ、






『………深琴かよ……』








あいつが、出てくるなんて。

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るーあ - ガチめに泣きました…もう…一生読んでられます…最高です…(語彙力無) (2019年12月25日 20時) (レス) id: e490d5357b (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - Mahtaさん» そうですそうです!!!小説の力をお借りして下弦の参のみを復活させました〜!他の加減はもう居ないです……だがしかし。実は彼、下弦ではなく……。おっと、ネタバレになってしまうのでここら辺で!!(o´艸`) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - あれ台詞あってない気がする(今更) (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - 下弦の参って原作ではあれっすよね?ほしさんが声当ててるあの人、、、「ダメだ、、、おしまいだ!心は読まれ、肯定しても否定しても○される」の人ですよね?けどあれですよね!小説の力d(( (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 美夏さん» なななななんですとおおぉ!!?嬉しいです!!!!更新だいぶ遅れてますね(´・ω・`)今週中には更新したいと思いますので!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月11日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年10月20日 23時

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