【募集企画】言葉の幸ふ国

【用語解説】 ページ2

【言霊の幸ふ国】
　日本とは程遠いようで、すごく近い場所に存在している世界。日本の出来事に影響され、その住民たちは日本へと渡ることが出来た。しかし、その存在を知る人間は少ない。言霊の存在を信じてる人間さえも、多くはないだろう。住民は全て言霊が具現化された怪異たち。河童、ろくろ首、一つ目小僧、のっぺらぼう等の妖怪から雷、雪、火等の一瞬で消えてしまうような物までが住んでいる。彼らは頻繁に日本に来ては、人間を驚かせたり助けたりしていた。しかし、日本に住む人間が言霊を信じ、言霊を発していかなければ彼らの存在がいつ消えてもおかしくない。令和の時代、言霊を信じるものなどほとんど居ない。『言霊の幸ふ国』が消えそうなのである。


【怪異】※募集予定
　昔から日本で言い伝えられてきた妖怪たちである。頻繁に日本に来ては人間を驚かせ、イタズラばかりしていたが、それは人間の子供を正しい道へ向かわせるためでもある。そのため、驚かせはしても実害はない。彼らの姿や性質は全て日本の人間が発した言霊から成り、日本の人間がその存在を完全に忘れれば怪異たちも完全に消滅するだだろう。現代日本では存在が忘れられつつあり、日本でその姿を保つのは難しくなっている。


【言霊】
　『言霊の幸ふ国』を形成しているもの。日本の人間が発した言葉に宿る魂。例えばAくんがBくんに「消えてしまえ」と言ったとする。すると次の日、BくんはAくんの前からぱったりと姿を消した。これも言霊。人間が発する言葉全てには言霊が宿っている。それが発動するかは、言った人間か言われた人間かが言霊の存在を信じているかによる。また、『言霊の幸ふ国』ではその言霊は目に見えるようになる。『火』と人間が発すれば、『言霊の幸ふ国』では火が生まれる。つまり、言霊を信じる日本の人間の言葉が『言霊の幸ふ国』では具現化されるのだ。


【その他】
　『言霊の幸ふ国』の景観は、鎌倉から江戸にかけての農村だったり、平安貴族の邸宅だったり、同じ景色になることはまず無い。常に変化し続ける。しかし、不思議なことに住民は自分の家がどこだったかはわかるし迷うことも無い。初めて来た人間が迷わないようにすることは無理に等しいだろう。

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