【銀魂】〜名前〜(神威)

第24話 ページ25

Aside









そう言い、私は窓を見上げた









神威が初めて見せてくれた大きな窓









初めて見た時と何ら変わらない、大きな星々









『……綺麗だなぁ……』









神威「……地球にいても、星は見れるよ。地球から見る星も、凄く綺麗だ」









『神威』









私はその場を立ち上がる









神威も、私に続いて立ち上がった









神威「なあに？」









『1年間、ありがとう！』









私は、自分に出来る最大限の笑顔を、1年間の感謝を込めて、神威に送った









神威side









1年間ありがとう、そう言ったAの笑顔は









その瞳は









初め来た時と何ら変わらない









俺が惚れた、俺の大好きな美しい青い瞳、そして1年間見てきたあの笑顔だった









神威「……こちらこそ、ありがとう」









そのあとは別々に部屋に戻った









いつも隣のベッドでAは寝てる









今日は、お互いに背を向けた









Aを見てしまうと、返したくない感情が吹き出てしまうから。









好きだ、と結局は言えなかった









一生、後悔するかもしれない……けど、









俺は……Aが幸せなら、それでいいと、思った

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